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楢葉でコンビニ開店 町民帰還の支えに 避難指示解除準備区域内 店舗型で初

復興への一役を担いたいと力を合わせる鈴木さん夫婦

■いわき市出身 鈴木賀規さん(38) 二葉さん(26)夫婦

 セブン-イレブン楢葉下小塙仮設店舗店が26日早朝、楢葉町の6号国道沿いで営業をスタートさせた。セブン-イレブン・ジャパンによると避難指示解除準備区域内で店舗型のコンビニエンスストアの営業再開は初。既存店舗を改修し新たなオーナーになった鈴木賀規さん(38)二葉さん(26)夫婦は「除染や原発作業員をはじめ町民がいつでも古里に戻れるようお手伝いをしたい」と口をそろえた。
 鈴木さん夫婦はともにいわき市出身。毎朝、市内内郷の自宅から片道1時間ほどかけて通勤する。賀規さんは震災後、ほとんどの物資が不足する中で多くの市民が水などの生活必需品を求める姿が忘れられなかった。「お客さんに安心を届けたい」。そう願い脱サラを決意した。二葉さんは震災当時は楢葉町の民間会社で事務を担当していた。
 東京電力福島第一原発事故に伴い閉店を余儀なくされた店舗で、夫婦二人三脚でオーナーとしての研修を重ねた。当面は午前6時から午後8時までの営業で、品ぞろえは標準的な店舗とほぼ同じだという。
 開店初日のセレモニーに出席した内堀雅雄副知事は「復興の力強い追い風になる」、松本幸英楢葉町長は「双葉郡再生の一助になってほしい」と開店を祝福した。賀規さんらと共にテープカットに臨んだ。
 店内には初日から大勢の作業員や町民が訪れた。鈴木さん夫婦は手際良く商品を並べながら「笑顔と商品があふれる店にしたい」と話している。

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