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2人だけでパトロール 第一原発汚染水漏えい時

地上タンクから汚染水が漏れた問題について検討した作業部会

 東京電力福島第一原発の地上タンクから汚染水が漏えいした問題で、東電は漏えい時、構内に約900ある地上タンクを社員2人でパトロールしていたことが、27日の特定原子力施設監視・評価検討会の汚染水対策検討作業部会で明らかになった。原子力規制委員会は東電の対応の甘さを批判。東電はパトロール人員の強化など改善策を示した。
 東電によると、パトロールは社員9人からなる運転管理チームのうち、2人が毎日2回、担当。1回のパトロールは2、3時間で、1人で約450の地上タンクを確認していた。原子力規制委員会の更田豊志委員は席上、「走って回ったような感じがしないでもない」と不快感を示した。
 東電は防止策として、漏えいを確認する人員を約60人に増強し、パトロールを1日4回行う。地上タンク内の水面の高さを確認するため、温度差で水面が分かるサーモカメラを導入する。汚染水の流出原因として批判された、常時開放のタンク下のせきの排水弁について閉じた状態で運用する方針を示した。
 原子力規制委員会は増え続ける汚染水に対応するため、汚染水から約60種の放射性物質を取り除くことができる「多核種除去設備(ALPS)」の増設を東電に求めた。ALPSは現在、構内に3系統設置されているが、タンクの腐食により2系統が停止、残り1系統は試運転準備中となっている。


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