東日本大震災

2013年9月アーカイブ

原発事故関連死 東電賠償 立証にハードル

 原発事故の避難に伴う「原発事故関連死」では、遺族が事故と死亡の因果関係を立証しなければならず、東電に損害請求をする際の高い壁となっている。  遺族が東電に損害賠償を求めるには、政府の原子力損害賠償紛争解決センターに裁判外紛争解決手続き(ADR)を申...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

原発事故関連死 因果関係 見えにくく 審査が長期化

 原発事故による長期避難に起因した「原発事故関連死」。ストレスや満足な治療を受けられなかったことが主な原因とされるが、死亡と原発事故の因果関係は日に日に見えにくくなっている。  行政が遺族に対し、弔意を示す震災弔慰金制度では、死亡と原発事故の因果関係...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

住民帰還へ大きな壁 再編完了の11市町村 「買い物など不便」「希望の職種ない」

一昨年9月に緊急時避難準備区域が解除された広野町のJR広野駅周辺。休日にもかかわらず、人通りは依然として少ない=7日正午
 東京電力福島第一原発事故により、11市町村に設定された警戒、計画的避難両区域の再編が完了した。ただ、除染や社会基盤の復旧など住民帰還に向け、克服しなければならない課題は多い。今も約14万7千人が県内外に避難し、3万人余りは仮設住宅で不便な暮らしを強...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

避難区域再編後の市町村 伊達の旧特定避難勧奨地点 帰還2割弱にとどまる

 伊達市は平成23年6月以降、霊山町小国地区などの117地点128世帯(485人)が特定避難勧奨地点の指定を受けた。  昨年12月14日、市内の全ての地点が指定を解除された。  最大94世帯の333人が市内外に避難した。地域の除染は終了したが、8月3...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

避難区域再編後の市町村 「居住制限」「解除準備」に

■川俣・山木屋  8月8日、居住制限と避難指示解除準備の2区域に再編された。全11行政区の再編後の区域は【地図】の通り。  平成24年3月31日時点の年間空間放射線量に基づき、20ミリシーベルト超〜50ミリシーベルト以下が半分ほどの乙第8区を居住制限...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

避難区域再編後の市町村 帰還時期ばらつき

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難区域は放射線量に応じて、帰還に向けた準備を進める避難指示解除準備、日中の立ち入りが可能な居住制限、年間被ばく線量が50ミリシーベルト超で立ち入ることができない帰還困難の3区域に再編されている。 ■南相馬  平成24...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

大熊、楢葉に「設置可能」 中間貯蔵施設、環境省が中間報告

 除染で出た汚染土壌などを搬入する中間貯蔵施設の建設をめぐり、環境省は大熊町と楢葉町の建設候補地で実施したボーリング調査から「設置可能」とする中間報告をまとめた。6日、東京都内で開いた有識者でつくる中間貯蔵施設安全対策検討会で示した。両町とも建設候補...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

タンクに水位計 東電が設置へ 監視態勢強化

 東京電力福島第一原発の地上タンクから汚染水が漏れた問題で、東電は6日、漏えいの監視態勢を強化するため、遠隔からの常時監視が可能な水位計をタンクに設置すると発表した。  設置対象は、汚染水300トンが漏れたタンクと同型で、鋼材の接合部をボルトで締める...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

東電側、争う姿勢 双葉病院遺族損害賠償訴訟 第1回口頭弁論

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難で体調を崩して亡くなったとして、大熊町の双葉病院の60代男性患者の遺族が東電に対して約3300万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が6日、東京地裁(三角比呂裁判長)で開かれた。東電側は請求棄却を求め、同病院遺...[記事全文

カテゴリー:原発事故関連死

富岡町に求める 沿岸部の災害廃棄物搬入 環境省

 環境省は富岡町に対し、既存の管理型最終処分場への沿岸部の災害廃棄物搬入を求めている。  処分場は富岡町上郡山にあり、民間企業が運営している。処分場面積は約9・4ヘクタール。埋め立て容量は約96万立方メートル。搬入するのは県内で発生している一キロ当た...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

増える下水汚泥 処理場内は満杯 減容化へ施設建設進む

本格稼動目前の焼却施設=県県中浄化センター
 東京電力福島第一原発事故の影響で下水汚泥を処分できずに下水処理場内で保管せざるを得なくなっている問題は、依然として県内の一部施設で続いている。  県有施設では郡山市の県中浄化センターが原発事故以降、一度も汚泥を搬出できないでいる。汚泥の量を30分の...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

中間貯蔵整備 進まず 先行き不安隠せず 楢葉、大熊、双葉 補償どうなる

中間貯蔵施設の現地調査に向けた事前説明会で、環境省職員の話に耳を傾ける住民=1日、いわき市勿来市民会館
 原発事故による放射性物質に汚染された廃棄物を一時保管する中間貯蔵施設について、環境省から建設予定地として挙げられた楢葉、大熊、双葉の3町では、「不安を感じる」「補償はどうなるのか」など施設へのさまざまな意見が出ている。 ■調査、建設進めて  双葉町...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

中間貯蔵整備 進まず 汚染廃棄物処分の流れ

 除染作業で発生した汚染土壌などの廃棄物は市町村に設けた仮置き場などから中間貯蔵施設に搬入される。搬入までの流れは【図】の通り。  民家の敷地、仮置き場などに一時保管していた土壌を大型土のう袋や梱包(こんぽう)材などに入れ、トラックで運ぶ。運搬車両の...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

中間貯蔵整備 進まず 住民理解が課題 説明不足と指摘の声

 環境省は、除染作業に伴う土壌などを搬入する「中間貯蔵施設」を平成27年1月までに整備し、運用を開始するとしている。ただ、住民理解など課題は多く、供用開始の見通しは立っていない。  建設候補地の楢葉、大熊、双葉の3町のうち、楢葉と大熊両町で地質を詳細...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

中間貯蔵整備 進まず

中間貯蔵施設の調査候補地
 東京電力福島第一原発事故による放射性物質に汚染された土壌などを一時保管する中間貯蔵施設は、建設候補地の楢葉、大熊両町のボーリング調査の中間報告がまとまるなど、整備に向けた動きがようやく見え始めてきた。ただ、候補地の双葉町では町民への事前説明が終わっ...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

自宅は嫌/健康心配/営業の邪魔 憤る住民「いつ回収?」

 除染によって発生した放射性物質に汚染された土壌を、自宅敷地内などの現場に保管するしかない現状に、住民からは不安の声が上がっている。  二本松市郭内の主婦黒森奈美子さん(35)は一歳の長男をおぶいながら「このままずっと家にあるんだろうなあ」と目を伏せ...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

除染と中間貯蔵施設 除去土壌たまり続ける 仮置き場確保難航 庭や学校で一時保管

 東京電力福島第一原発事故に伴う除染で発生した除去土壌の仮置き場と現場保管の箇所数は4月末現在、全域が国直轄の除染地域となっている7町村を除く52市町村で1万3550カ所に上る。このうち、住宅敷地内などでの現場保管数は1万3082カ所。昨年12月末現...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

避難区域の市町村長に聞く 楢葉 松本幸英町長 最終処分場を県外に

 −除染の現状は。  「平成24、25年度に国直轄で行われている。環境省から若干の遅れが報告されているが、25年度中に終わるよう仕上げたいという言葉を信じたい」  −課題は。  「放射線を可視化できるガンマカメラを有効に使い除染結果を検証する。徹底し...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

避難区域の市町村長に聞く 川内 遠藤雄幸村長 森林除染今後も要望

 −帰村の現状は。  「昨年1月の『帰村宣言』以降、戻れる人から戻ろうと呼び掛けている。人口3千人のうち完全帰村者は520人で、村が独自に集計している週に4日以上、村内の自宅で過ごす村民は800人を超えたとみている。実際に自宅を主に生活する村民は半数...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

避難区域の市町村長に聞く 大熊 渡辺利綱町長 国は補償の詳細示せ

 −中間貯蔵施設をめぐる国の取り組みをどう受け止めるか。  「国は平成27年1月の搬入開始を目指すとしているが、ハードルは多い。何より町民の理解と協力がなければ進めることはできない。住民に対する納得いく説明が最優先だ」  −今後のスケジュールは。  ...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

汚染水、地下水到達か 第一原発 バイパス見直しも 危機的状況深刻さ増す

 東京電力は5日、福島第一原発で約300トンの汚染水が漏れた地上タンク付近で、地下水からストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり650ベクレル検出されたと発表した。「汚染水が地下水に到達した可能性がある」としている。政府が汚染水対...[記事全文

木質バイオ計画凍結 「住民の不安拭えない」 塙町長、鮫川の事故受け判断

記者会見し、木質バイオマス発電施設整備計画の凍結について説明する菊池町長
 塙町と県が事業化を目指していた県内最大規模の木質バイオマス発電施設をめぐり、菊池基文町長は5日、整備計画を当面、凍結すると発表した。県に計画凍結を申し入れた。8月29日に発生した鮫川村の仮設焼却施設の破損事故を受け、地域住民からの理解を得るのが困難...[記事全文

新たな弔慰金制度必要 原発事故に特化 知事インタビュー

 東日本大震災、東京電力福島第一原発事故から2年半を迎えるのを前に、佐藤雄平知事は5日、福島民報社のインタビューに応じた。原発事故関連死について、原発事故に特化した災害弔慰金など新たな制度が必要との認識を示した。福島第一原発の汚染水対策では、政府に長...[記事全文

放射線計測の専門家派遣 規制委 第一原発の汚染マップ作成など指導

 東京電力福島第一原発の地上タンクからの汚染水漏えい問題で、原子力規制委員会は、放射線計測の専門家1人を新たに原子力規制庁に採用し、第一原発に派遣する。専門家は東電に対し、計測手法や敷地内の汚染状況マップの作成について指導する。5日、定例会合で派遣を...[記事全文

クレーン先端部折れる 第一原発3号機 けが人、周囲被害はなし

 東京電力は5日、福島第一原発3号機のがれき撤去用の大型クレーンの中央部から折れ曲がり、先端の一部が作業用足場に落下したと発表した。  けが人や周囲への被害はなかったが、近くには使用済み燃料の冷却設備などがあり、管理態勢があらためて問われそうだ。 ...[記事全文

研究所活用や人材育成 日本原子力学会の専門委 放射性廃棄物処理対策発表

 日本原子力学会の「福島第一原発事故により発生する放射性廃棄物の処理・処分」特別専門委員会は処理・処分の技術的課題の対策案をまとめ、5日、青森県八戸市の八戸工大で開かれている学会秋の大会最終日の分科会で発表した。  対策案では、研究施設の有効活用や...[記事全文

溶融燃料の現状推定 米事故基に原子力研究所

 日本原子力研究開発機構原子力科学研究所・福島技術開発特別チームの永瀬文久炉内状況解析技術開発グループリーダーは、米スリーマイルアイランド(TMI)原発事故の知見を基に、東京電力福島第一原発1~3号機の溶融燃料に関する推定結果を発表した。1号機の燃料...[記事全文

避難の浪江町民 交流推進 本宮、大玉の借り上げ住宅入居者が自治会

設立総会であいさつする君島会長
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で本宮市と大玉村の借り上げ住宅に避難している浪江町民の自治会「コスモス南達会」が4日、誕生した。大玉村のアットホームおおたまで設立総会を開き、住民同士が集まる機会を増やし、交流や連携を深めることにした。  両...[記事全文

1459人、半年前から144人増 避難長期化ストレスに

 原発事故で古里を追われ、避難生活中に命を落とす「原発事故関連死」が増え続けている。長期避難によるストレスが主な原因とされる。  県によると、9月1日現在の震災による死者は3279人。このうち、津波や建物の倒壊などによる「直接死」は1599人、死亡認...[記事全文

カテゴリー:原発事故関連死

(38)命の重さ 慰謝料 法律家の闘い 事故の影響どこまで 東電、膨大な資料要求

原発事故が避難者の死に与えた影響を考える大森さん
 東日本大震災から11日で2年6カ月を迎える。震災関連死の認定を受けた県民は1450人を超えた。東京電力福島第一原発事故と死亡との因果関係が見えづらくなる中、市町村などの関連死認定作業は長期化する傾向にある。  避難区域がある南相馬市小高区。避難中に...[記事全文

カテゴリー:原発事故関連死

再生可能エネルギー 実用化へ動きだす 本県沖の洋上風力 来月にも発電開始

本県沖の洋上風力発電実証研究に使われる風車。10月ごろに発電が始まる見通しだ
 原発事故を契機に、自然の力を生かして発電する再生可能エネルギーの実用化に向けた動きが県内で活発化している。  広野・楢葉町沖の太平洋で、洋上風力発電の実証研究がスタートした。11の企業や大学による連携事業で、10月ごろには発電が始まる見通しだ。本県...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

賠償 「財物」5500件完了 避難区域

 原発事故の避難区域内の住民に対する損害賠償には、精神的賠償(1人当たり月10万円)と宅地・家屋、家財の財物賠償などがある。東京電力は3月末に財物賠償手続きを開始した。文部科学省の原子力損害賠償紛争審査会は、住宅建て替えや移転先での家屋土地取得に見合...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

原発事故関連死 1459人、半年前から144人増 避難長期化ストレスに

 原発事故で古里を追われ、避難生活中に命を落とす「原発事故関連死」が増え続けている。長期避難によるストレスが主な原因とされる。  県によると、9月1日現在の震災による死者は3279人。このうち、津波や建物の倒壊などによる「直接死」は1599人、死亡認...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

汚染水流出が深刻化 福島第一原発 国費470億円投入 対策に即効性なし

 東京電力福島第一原発では汚染水流出が止まらず、対策が喫緊の課題となっている。構内の地上タンクから高濃度汚染水が大量に漏れ出たことも確認され、県民の不安をあおる。政府は汚染水の発生を抑える「凍土遮水壁」設置などに、国費470億円を投入する方針を決めた...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

観光業 会津に「八重」効果 教育旅行誘致は苦戦

観光客でにぎわう会津若松市のシンボル・鶴ケ城
 県内の観光客は今年春以降、大河ドラマ「八重の桜」の効果などで、会津地方を中心に回復傾向が強まっている。ただ、福島第一原発の汚染水問題の影響や風評被害で、教育旅行などは苦戦を強いられている。  県によると、会津若松市などの主要な観光施設の入り込みは前...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

文化財レスキュー 避難区域 道筋見えず

福島市の県歴史資料館で開かれている「ふくしま再生と文化財展」
 原発事故の避難区域に残された個人・民間所有の文化財をいかに保全、管理するか、道筋は見えない。  指定文化財や公共の資料館で管理していた文化財は所在が確認され、既に避難区域外へ搬出された物件も多い。ただ、個人・民間所有の文書などは、保管していた場所の...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

農林業 続く風評被害 県内外で安全性PR

県外のスーパーで県産農産物の検査態勢を説明する県の担当者
 原発事故による風評被害が、現在でも県内の農家を苦しめている。  県は平成25年度、風評払拭(ふっしょく)に向け約18億円を確保した。前年度の約4億3千万円の約4倍に当たる。県内をはじめ首都圏、北海道、東海、関西などで県産農産物の検査態勢を紹介し、安...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

本県沖 自粛いつまで 漁業 試験操業開始は延期 復活へ道険し

漁自粛が続き、停泊したままの漁船。試験操業開始は延期となった=いわき市・久之浜漁港
 原発事故を受け、本県沖の漁業は自粛が続いている。再開に向けた第一歩となるはずだった試験操業開始は、原発の汚染水問題を受けて延期された。漁業復活の道は依然、険しい。  県漁連は8月28日、いわき市で県漁協組合長会を開き、9月初旬に予定していた相馬双葉...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

サテライト校 双葉郡、南相馬、飯舘の高校 8校に在校生880人

 東京電力福島第一原発事故に伴い、双葉郡と南相馬市、飯舘村の高校計8校は仮の校舎で学ぶ「サテライト校方式」を導入している。  サテライト校の設置状況は【表】の通りで、8校の8月1日現在の在校生は合わせて880人。震災直後の平成23年4月に在籍が見込ま...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

知事インタビュー 財物賠償 実態反映を 早期の指針、国に求める

 東日本大震災、東京電力福島第一原発事故から2年半を迎えるのを前に、5日に福島民報社のインタビューに応じた佐藤雄平知事は、原発事故による避難者の生活再建のため、国は被害の実態を反映した財物(土地・建物)賠償の指針、消滅時効への対応を早期に示す必要があ...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

防潮堤と高台移転 津波から住民守る いわきなど5市町で計画

新地町で造成工事が完了した富倉団地
 震災の津波で住宅地が被害を受けた県内では、防災集団移転促進事業や防潮堤の整備が進められている。  いわき、相馬、南相馬、楢葉、新地の5市町は土地を市町が買い上げ、住民を津波の際にも安全な高台に移転させる防災集団移転促進事業を計画している。富岡、浪江...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

中間貯蔵施設 3町9カ所 建設候補地 2町で調査に着手

 除染作業で発生する土壌などの汚染廃棄物を、最終処分するまで保管する「中間貯蔵施設」は楢葉、大熊、双葉の3町の計9カ所が建設候補地となっている。環境省は楢葉、大熊の2町で地質を詳細に調べる「ボーリング調査」を実施している。双葉町は9月1日までに町民へ...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

「仮の町」計画 10市町村受け入れ 災害公営住宅3700戸建設へ

 原発事故に伴う避難が長期化する中、富岡、大熊、双葉、浪江、葛尾、飯舘の6町村が町外コミュニティー(仮の町)を設ける。福島、郡山、いわきの各市など10市町村が受け入れ側となり、復興庁と県を交え、個別協議を進めている。  復興庁と県が6月にまとめた原発...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

避難区域再編 全11市町村 完了 財物賠償協議で大幅遅れ

 原発事故で11市町村に設定された警戒、計画的避難両区域を避難指示解除準備、居住制限、帰還困難の3区域に再編する作業は8月までに全て完了した。  政府は区域再編を平成24年春までに終える予定だったが、再編によって影響を受ける財物(土地・建物)の損害賠...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

原発事故 収束遠く

 東日本大震災から11日で2年半を迎える。東京電力福島第一原発事故によって11市町村に設定された避難区域の再編は完了したが、住民帰還の前提となる除染は進んでいない。町外コミュニティー(仮の町)の整備を前に、長期避難によるストレスなどで命を落とす原発事...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

避難状況 避難者15万人切る

 震災と原発事故に伴う避難者は8月1日現在、14万7617人(県内9万5204人、県外5万2277人、避難先不明者136人)に上る。ピークは平成24年6月1日現在の16万4264人(県内10万2180人、県外6万2084人)で、1万6647人(県内6...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

社会基盤復旧 再編時期で進捗に差も

 震災の地震と津波で甚大な被害を受けた県内の社会基盤の復旧は原発事故の影響で進んでいない。原発事故による避難区域では、区域再編の時期によって復旧の進捗(しんちょく)に差も出ている。  大部分が避難指示解除準備区域に再編されてから8月で1年が経過した楢...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

森林除染 住宅付近、対象を拡大

森林の一部で行われている除染作業=1月、楢葉町
 環境省は住宅付近の森林除染の対象を拡大する方針を固めた。現在実施している住宅から20メートル程度の除染で放射線量が下がらない場合、住宅から5メートルを目安に再度、除染する。ただ、住民が日常的に立ち入らない森林の対応は、実証事業を続けるとして、明確化...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

再生へ課題山積 除染進捗 重点調査地域40市町村 完了わずか17.5%

福島市で実施されている住宅除染=5月
 東京電力福島第一原発事故に伴い国の財政措置を受けて除染する「汚染状況重点調査地域」に指定された40市町村で、7月末時点の住宅除染の完了戸数は4万4255戸となった。原発事故から2年が経過した今年3月末時点の1万8608戸と比べ、2万5647戸増えた...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

健康管理調査 問診票回答23.5% 簡素版発送へ

 県と福島医大は原発事故を受け、将来にわたる県民の健康の維持、増進を図る「県民健康管理調査」を実施している。基本調査と詳細調査によって県民の健康状態を把握し、病気の予防、早期発見、早期治療を目指している。  だが、県民の被ばく線量を把握するために実施...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

設置場所協議先送り 双葉郡中高一貫校構想

教育復興ビジョンについて議論した会議
 双葉地方町村会は4日、郡山市で会議を開き、双葉郡8町村の児童・生徒対象の中高一貫校構想について議論した。設置場所に関して協議する予定だったが、一部の首長から協議開始に慎重な意見などがあったため先送りした。  会議は冒頭以外非公開で開かれた。出席した...[記事全文

県教委、併設型を検討 中学開校1年遅れの見解

 県教委は双葉郡教育復興ビジョンを尊重し、中高一貫校について中学校と高校を一カ所に新設する「併設型」とする案を検討する。4日、郡山市で開かれた双葉地方町村会の会議で県教委が明らかにした。  中高一貫校の設置の在り方をめぐって「併設型」か、地元で再開し...[記事全文

復興の課題解決目指し提言へ ふくしま再生会議

会見した(右から)川田、早川、芳賀、鈴木の各氏
 県内の市長経験者や県議、元県議らが6月に発足させた「ふくしま再生会議」の早川広中会長(元会津若松市長)らは4日、県庁で記者会見し、今後の活動方針などを示した。  早川会長らは「復興の起爆剤になるよう、これまでの経験を生かす」と述べ、東日本大震災以降...[記事全文

国の現地本部発足 中間貯蔵施設整備に特化

 東京電力福島第一原発事故に伴う中間貯蔵施設の整備に特化した国の福島現地推進本部が4日、発足した。施設建設に必要な用地取得や住民との交渉を担い、除染事業の加速につなげる。  根本匠復興相(衆院本県2区)と石原伸晃環境相を本部長とし、事務局は福島市の福...[記事全文

双葉など8市町村追加 グーグルストリートビュー

 県と7月に復興と防災に関する包括連携協定を締結したインターネット検索大手「グーグル」は4日、県内の避難区域のストリートビューの対象エリアを大幅に拡大した。これまでの浪江町など4市町村に加え、大熊町や双葉町など8市町村が新たに加わった。  ストリート...[記事全文

魅惑の会津こらんしょ 国際ロータリー2530地区 14日から誘客作戦

「会津の里にこらんしょ!プロジェクト」をPRする伊野委員長(右)と望月委員
 会津観光の風評被害対策に向け、国際ロータリー第2530地区は14日から10月14日まで、全国のロータリークラブ(RC)会員を会津に呼び込む「会津の里にこらんしょ!プロジェクト」を繰り広げる。会津地方のRC会員の旅館や飲食店でRC会員向けの特別サービ...[記事全文

クリケットで復興支援 原町で7日「東北VS英大使館」

親善試合に参加する中野選手(右)と上原選手(左)。中央は満山会長=4月、ロンドンの福島庭園訪問時
 駐日英国大使館は東日本大震災からの東北復興の願いを込めて、英国の伝統球技クリケットの親善試合を7日午後1時から南相馬市原町区の北新田野球場で行う。本県出身選手らでつくる東北チームと対戦する。  クリケットは野球の原型ともいわれ、1チーム11人の2チ...[記事全文

土屋アンナさん激励 相馬の屋内遊び場設計ヒアリング

マイクを手にあいさつする土屋さんと伊東さん(前列中央)
 東日本大震災の被災地支援プロジェクトとして相馬市に整備される子ども向け屋内遊び場設計のための現地ヒアリングは4日、市総合福祉センターはまなす館で開かれた。  世界的な建築家の伊東豊雄さん、クライン・ダイサム・アーキテクツの代表ら設計担当者をはじめ、...[記事全文

(37)命の重さ 慰謝料 遺族の嘆き 3世代家族が分散 交通費負担のしかかる

母キヨエさんの遺影に手を合わす遠藤さん
 「裁判外紛争解決手続き(ADR)で母の死と原発事故の因果関係をはっきりさせたい」。南相馬市小高区の農業遠藤充人(みつひと)さん(75)は政府の原子力損害賠償紛争解決センターに死亡慰謝料などを求めて申し立てた理由を明かす。母キヨエさん=当時(93)=...[記事全文

カテゴリー:原発事故関連死

第一原発で2200ミリシーベルト 最高値検出

 東京電力福島第一原発の地上タンクから高濃度汚染水の漏えいが相次いでいる問題で、東電は3日、1日に毎時1700ミリシーベルトを検出した「H3」エリアのタンク周囲を計測したところ、これまでで最高の同2200ミリシーベルトを検出したと発表した。東電は「引...[記事全文

今を生きる 追悼、復興祈り書の旅 会津三十三観音巡礼さざえ堂"ゴール"

最後の作品を書き終えた千葉さん
■郡山の書家 千葉清藍さん  郡山市の書家千葉清藍さんは1日、1年間にわたって続けてきた「会津三十三観音・書道の旅」を会津若松市飯盛山のさざえ堂で終えた。昨年9月に同じ場所からスタートし、東日本大震災からの復興や犠牲者追悼の思いを込めて巡礼した。ゴー...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

(36)命の重さ 慰謝料 遺族の嘆き 「責任を認めて」 弔慰金は葬儀費に

キヨエさんの死亡診断書。直接死因の欄には「老衰」とだけ記入されていた
 南相馬市小高区の農業遠藤充人(みつひと)さん(75)が東京電力福島第一原発事故に伴い、市北部の鹿島区にある西町公園仮設住宅に移り住んで2年が過ぎた。自宅は東日本大震災の津波で被災し、原発事故によって避難指示解除準備区域になった。「戻るつもりはない」...[記事全文

カテゴリー:原発事故関連死

「事故前と同程度」 試験操業海域6地点 県がモニタリング 放射性物質

 県は3日、試験操業海域の6地点で実施した海水モニタリングの結果を発表した。東京電力福島第一原発の汚染水海洋流出問題を受けた県の海水モニタリング強化後、調査結果が出るのは初めて。8月に採取した海水1リットル当たりの濃度は放射性セシウムとトリチウムが検...[記事全文

カテゴリー:震災から2年6カ月

復興支援員3人を委嘱 双葉 町と町民のパイプ役に

復興支援員の委嘱を受けた(右から)小幡さん、小林さん、芳門さん
 双葉町は、行政と町民の間でコミュニケーションを円滑化させる復興支援員として、小幡雅彦さん(50)と小林辰洋さん(28)、芳門里美さん(25)の3人を委嘱した。3人は避難生活が続く町民の声を聞き、町に伝える一方、町の情報を広報する役目を担う。「町民同...[記事全文

別箇所から1700ミリシーベルト 高線量タンク 汚染水漏えい拡大の恐れ

 東京電力福島第一原発の地上タンクから高濃度汚染水が漏れた問題で、東電は1日、前日に毎時1800ミリシーベルトの非常に高い放射線量が計測されたタンクの別の箇所で、1700ミリシーベルトが計測されたと発表した。東電は、同一タンクの2カ所で漏えいし、汚染...[記事全文

配管に汚染水60リットル 90秒に1回滴下

 高い放射線量が計測された「H5エリア」の配管には、約60リットルの汚染水がたまっていることが、東電の調べで1日分かった。配管からは約90秒に1回、汚染水が滴下していたが、配管とタンクの接合部のボルトを締め直した結果、同日午後に滴下は停止した。  東...[記事全文

米短期留学の成果披露 埼玉に避難の阿久津君ら

米国短期留学の成果などを報告した白岩さん(右)と阿久津君(右から2人目)=1日、東京・銀座
 ソフトバンクが東日本大震災の被災3県の高校生を対象に行った米国短期留学事業「TOMODACHI サマー2013 ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム」の帰国報告会は1日、東京・銀座で開かれた。富岡町の阿久津裕亮君(16)=埼玉県本庄市に避難、早...[記事全文

震災によるPTSDをケア

開所式であいさつする橋本所長(中央)
 東日本大震災による心的外傷後ストレス障害(PTSD)などのケアを目的にした「福島復興心理・教育臨床センター」は1日、郡山市に開所した。震災による被災者全般を対象に、臨床心理士らの専門スタッフが土・日曜日に無料相談を行うほか、出張相談にも応じる。  ...[記事全文

板倉神社の再建祝う 福島で奉祝祭、例大祭

板倉神社で催された奉祝祭と例大祭に参列する板倉敏和さん(前列右から3人目)ら
 東日本大震災で被災し再建された福島市の板倉神社の完成を祝う再建竣工(しゅんこう)奉祝祭と例大祭は1日、県庁本庁舎近くの同神社で催された。  板倉家20代当主の板倉敏和さん(63)=東京都在住=ら関係者約50人が参列した。神職による祝詞奏上の後、豊栄...[記事全文

4カ所で高線量確認 最大1800ミリシーベルト 新たなタンク群でも 第一原発汚染水漏れ

 東京電力福島第一原発のタンクから汚染水が漏えいした問題で、東電は31日、敷地内タンク群の4カ所で高線量を確認したと発表した。2カ所はこれまでに高い線量が確認されていた場所だが、線量が上昇し、最大値は毎時1800ミリシーベルトだった。残りの2カ所は今...[記事全文

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浪江町民の「精神的苦痛」 「軽減されない」が7割 早稲田大調査

 東京電力福島第一原発事故を受け、早稲田大は全浪江町民2万1436人のうち高校生以上を対象に被害実態調査を行った。「震災直後と現在を比べて精神的苦痛に変化があったか」という問いは、回答者9384人のうち、7割に当たる6537人が「変化はなく今も苦痛は...[記事全文

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1月にも和解方針提示 浪江町民の精神的損害賠償申し立て ADR説明会

 東京電力福島第一原発事故を受け浪江町民が精神的損害の賠償増額を求め原子力損害賠償紛争解決センターに申し立てた裁判外紛争解決手続き(ADR)で、早ければ来年1月にも和解方針がセンターから提示される見通しとなった。31日、郡山市で開かれた町原発ADR集...[記事全文

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県内と関西の大学生 モモ味わい風評払拭誓う

旬のモモを味わい交流促進を誓ったメンバー
 福島大など県内の大学生と関西の大学生の有志でつくるふくしま福光プロジェクトのメンバーが31日、福島市飯坂町のあづま果樹園で旬のモモ・川中島を味わった。  同団体は2月から3月にかけて県が主催し、関西経済連合会、同志社大が協力して実施した関西ふくしま...[記事全文

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原発事故想定し避難路を確認 いわき市で総合防災訓練

地図を使って避難先までの経路を確認する参加者
 1日の防災の日を前に、いわき市総合防災訓練は31日、市内各地で繰り広げられた。このうち東日本大震災後初めての取り組みとして、市内北部の久之浜・大久地区では東京電力福島第二原発での事故を想定した原子力災害の図上訓練が市内の久之浜中学校で行われた。  ...[記事全文

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放射線 放射性物質 Q&A 「腺腫様甲状腺腫」はどんな病気

 50歳の女性が最近になって家族から首が腫れていると言われたため、頸部(けいぶ)エコー検査を受けたところ、「腺腫様甲状腺腫(せんしゅようこうじょうせんしゅ)」と診断されました。どんな病気なのでしょうか。 【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー長...[記事全文

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今を生きる 富岡町社協「語り部」事業始動 避難の思い伝えたい 牛との別れ、夫入院...

郡山市の仮設住宅で牛の登録書を眺め、伝えたい避難体験をまとめる遠藤さん
■郡山の仮設住宅で生活 遠藤友子さん(67)  東京電力福島第一原発事故で避難している住民の思いを伝えたい-。富岡町社協の「語り部」事業が今月、本格的に始まる。町民が避難区域再編後の町の現状を学び、県外からの視察団に体験と町の実態を「生の声」で伝える...[記事全文

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