東日本大震災

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新たな電線、復旧へ一筋 防災無線向け工事進む 浪江の海岸部

浪江町請戸地区で進められている防災無線(右)への電気供給の配電線路復旧工事=27日午前11時20分ごろ

 東京電力福島第一原発事故で全町避難している浪江町の海岸部で、防災無線に電気を供給するための最大規模の配電線路復旧工事が大詰めを迎えている。雑草に覆われた荒れ地の中に真新しい電柱86本が並び、4180メートルに及ぶ電線の先が白波が打ち付ける請戸港まで届いた。
 東北電力が町の要請に応え、今月10日から30日までの工期で進めている。27日は請戸港近くの防災無線につながる電柱で、高所作業車を使った変圧器の設置作業が行われた。
 澄んだ南の空の下には東京電力福島第一原発がはっきり見え、見下ろせばさびた車や壊れた漁船がまだ散乱している。
 町は復旧対象である6基の防災無線のうち、5基の運用を28日に開始する。現状では防災無線の他に電気の供給予定はない。

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