東日本大震災アーカイブ

注水ポンプ電源停止 第一原発1号機 作業員が配電盤誤操作

 東京電力は7日、福島第一原発1号機の原子炉に注水するポンプの電源が停止したと発表した。配電盤から電源が供給されなかったためで、注水はいったん中断したが、直後に別系統のポンプが自動的に起動し冷却は継続された。作業員による誤操作が原因だった。
 東電によると、午前9時45分ごろ、1号機タービン建屋二階で電源設備の点検を行っていた作業員が、誤って配電盤のスイッチを切ったという。作業員は今回の配電盤操作が初めてで、配電盤の液晶表示を消灯しようとして、電源を停止する「切」と「確定」の2つのボタンを続けて押した。点検は二人一組だったが、操作に慣れていた別の作業員は見ていなかったという。操作手順書はなく、東電は「操作手順の明文化、操作訓練を実施する」としている。
 ポンプは1~4号機に各2系統ずつあり、異なる配電盤から電気が供給されている。通常はそれぞれ1系統で注水し、止まると別系統が自動的に起動する仕組みになっている。

カテゴリー:福島第一原発事故