県は11日、東京電力福島第一原発で2日に発生した地上タンクからの汚染水漏れなどを受けて実施した緊急海水モニタリングの結果を発表した。5日に北放水口付近など6地点で採取した海水1リットル当たりの放射性物質の濃度は放射性セシウムが検出下限値未満~1・06ベクレル、ベータ線を出す放射性物質が0・02~0・23ベクレルだった。県は「今年度の測定値の範囲内で、特別な影響は考えにくい」としている。
福島第一原発周辺の南放水口付近、北放水口付近、取水口付近、沖合2キロ、大熊町の夫沢・熊川沖2キロ、双葉町の前田川沖2キロの計6地点で調査を実施した。
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