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放射線 放射性物質 Q&A WBCの検査結果の状況は

 県などは内部被ばくを調べるホールボディーカウンター(WBC)の検査を実施しています。これまでの検査結果の状況を教えてください。また、県外に避難している人はWBC検査を受けることができますか。

【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー長崎大教授 高村昇さん

■大部分は1ミリシーベルト下回る 県外にも検査可能機関

 現在、県内では、県以外にも県内の市町村や民間機関でWBCの導入が進み、それぞれ検査をしています。
 県が実施したWBCによる内部被ばく検査についてみると、平成23年6月から25年8月までに約15万人が検査を受けています。ほとんどの人の放射性セシウムによる内部被ばく線量は1ミリシーベルト以下でした。1ミリシーベルトを上回った人は計26人で、このうち14人が1ミリシーベルト、10人が2ミリシーベルト、残りの2人が3ミリシーベルトという結果が出ました。
 一方で、WBCはコンピューター断層撮影(CT)や超音波装置などの医療機器とは異なり、導入されている施設は全国でも極めて限られているのが実情です。それでも県と協力して現在、県外に避難している人が検査を受けることが可能となった施設があり、避難先の最寄りの機関でWBCによる内部被ばく検査を受けることができます。
 例えば、宮城県やその周辺地域に避難している人は仙台市泉区役所や名取市の宮城県名取市保健センターで、関東周辺に避難している人は茨城県東海村の日本原子力研究開発機構東海研究開発センターで検査を受けることができます。ちなみに、長崎県やその周辺地域に避難されている人は、私が勤務している長崎大で受けられます。
 県外でのWBC検査については、県への申し込みが必要になりますので、県の県民健康管理課に問い合わせをした上で、確認してみてください。

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

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