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いわき沖初の試験操業 水揚げ、市場に活気

震災と原発事故後、初めて行われたいわき沖の試験操業で水揚げされた魚が集まり、選別作業などで活気づく小名浜魚市場=18日午前11時30分ごろ

 東京電力福島第一原発事故の影響で漁を自粛していた、いわき市漁協と小名浜機船底曳網漁協は18日、試験操業を始めた。いわき沖の漁は原発事故後、初めてで、2年7カ月ぶり。相馬双葉漁協は既に試験操業に入っており、本県の漁業は本格再開へ一歩前進した。
 漁獲されたのはアマダコ、ミズダコ、マイカ、毛ガニ、メヒカリ、ニクモチ、ノドグロの7魚種で、漁獲量は合わせて約1・3トン。対象8魚種のうちキンキの水揚げはなかった。本県沖を通過した台風26号の影響で漁場が荒れたため、目標漁獲量の約3・2トンには届かなかった。
 久之浜、四倉、小名浜の各港で水揚げされた魚は検査場がある小名浜魚市場に集約された。いずれも放射性物質検査で検出下限値未満だった。
 鮮魚はいわき仲買組合を通して19日朝に市中央卸売市場など県内の市場で競りにかけられる予定で、同日中に地元スーパーなどに並ぶ。アマダコとミズダコは19日にボイル加工した後、再度、放射性物質検査を実施する。安全性が確認されれば、同組合が同市場など県内の市場に出荷する。
 同組合によると、消費者の動向を見極めながら県外への出荷を検討する。遠藤浩光組合長(54)は「ようやく魚を扱うことができる。日本有数の漁場で水揚げされた魚を消費者に届けたい」と話した。
 市漁協は今後も原則、毎週木曜日に出漁する。台風が相次いだことを踏まえ、木曜日を除く平日を予備日に当てるなど日程変更に柔軟に対応する。
 年内は12月26日まで行い、年明けは1月9日に再開する予定。

カテゴリー:福島第一原発事故

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