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手順省き雨水また排出 福島第一原発 12カ所あふれる 外洋流出の可能性

 東京電力は20日、大雨の影響で、福島第一原発の地上タンク群の周りを囲む「せき」から雨水があふれ出したと発表した。東電によると、21日午前零時現在、せき内から水があふれたタンク群は12カ所。せきから放射性物質を含んだ水が排水溝を通じて外洋に流れた可能性もある。
 23カ所あるタンク群のうち、せきから雨水があふれた12カ所は【図】の通り。東電が漏れた量や放射性物質濃度を調べている。
 東電は6カ所のせきでそれぞれ四隅の地点から採取した水が排出基準値を下回ったとして、緊急的に排水弁を開放した。原子力規制委員会が求めた雨水貯蔵タンクに移送後に測定する手順を省略した。15日から16日にかけて接近した台風26号に伴う大雨の際にも手順を省いて9カ所で排水し、規制委などから批判を受けた。
 あふれた理由について東電は「ポンプでせき内の水をタンクに移送したが、予想以上に雨量が多く処理が追い付かなかった」としている。
 あふれた12カ所のうち、「H2南」と呼ばれるタンク群では、6日に採取したせき内の水から、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり2万9000ベクレル検出されていた。
 台風26号の際は、使用を中止していた地下貯水槽にも雨水を移送した。

カテゴリー:福島第一原発事故

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