東日本大震災

「福島第一原発事故」アーカイブ

  • Check

風評解消など考える 避難指示解除控え 都路でシンポ

住民の立場から復興や帰還を考えたシンポジウム

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難指示解除準備区域を抱える田村市都路町の復興を考えるシンポジウムが26日、市文化センターで開かれた。
 第一原発の半径20キロ圏内で初めて、今秋に出荷用のコメを収穫した坪井久夫さん(63)ら住民の代表が活動報告した。坪井さんはコメに先駆けて収穫した野菜の放射性物質検査結果を消費者に示すなど、風評被害の解消に向けた取り組みを紹介した。自身の積算線量計の計測値も公開し、個別の被ばく線量を把握する姿勢が安心感につながると語った。
 岩手県釜石市で住民主体の復興に携わるNPO法人いわて連携復興センター代表理事の鹿野順一さんが基調講演した。
 シンポジウムは市の委託を受け、都路町の住民の生活支援事業「復興応援隊」に取り組むNPO法人コースター(郡山市)が主催した。市の共催、復興庁福島復興局などの後援。同区域の避難指示解除を前に、地元住民の帰還意識を高めることなどを目的に初めて企画した。住民ら約160人が参加した。
 田村市都路町の避難指示解除準備区域をめぐっては、14日に開かれた政府と市、住民の意見交換会で来年春ごろをめどに避難指示を解除する方向性が示された。一方、住民の間では山林除染や生活圏の再除染などに関する要望が根強い。

カテゴリー:福島第一原発事故

「福島第一原発事故」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧