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倒壊家屋の撤去始まる 浪江の避難指示解除準備区域

震災で全壊した家屋を手作業で解体する作業員=28日午前10時40分ごろ、浪江町権現堂

浪江町の避難指示解除準備区域で28日、東日本大震災で倒壊した家屋の撤去作業が始まった。双葉郡の避難区域では初めて。
 住民の一時帰宅の安全確保や帰還に向けた準備を進めるのが目的で、環境省は、町内で災害廃棄物の仮置き場や仮設処理施設の設置が決まったことなどから着手した。震災で全壊、大規模半壊した町内の建物は同省が確認しているだけで49棟ある。このうち、道路をふさぐなど危険性が高い民家5棟の撤去工事を町内の建設業者に発注した。
 初日は権現堂、幾世橋両地区の計2棟で作業した。権現堂の倒壊家屋の中には家族の思い出の品が残されており、約10人の作業員がバールなどを使い手作業で崩れた壁などを解体していた。町内でガソリンスタンドを営む第5区行政区長の叶経道(つねみち)さん(52)は「ようやくの一歩。さらに下水道工事などインフラ整備を早急に進めてほしい」と話していた。
 撤去作業は1棟1週間ほどで終える。撤去した廃材は建設業者の管理地で保管する。同省によると、町内の災害廃棄物は17万8000トン、片付けごみは3万8000トンを見込んでいる。

カテゴリー:福島第一原発事故

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