東日本大震災

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原町火発で防災訓練 南相馬、震災後初めて公開

放水訓練を繰り広げる自衛消防隊員=13日午後、南相馬市・東北電力原町火力発電所

 東日本大震災の津波被害を受けて復旧し、営業運転を再開した南相馬市の東北電力原町火力発電所で13日、総合防災訓練が行われ、震災後初めて報道陣に公開された。
 所員や南相馬消防署、警備会社などの関係者約100人が参加した。震度6弱の地震が発生し、北防波堤付近の海上で給油作業中の作業船から重油が流出。一部倒壊した事務本館屋上に負傷者が取り残され、軽油タンクから漏れた油が炎上したとの想定で実施した。
 災害対策本部を設営し、被害状況を収集、消防署に通報した。海上でタグボートが放水し、流出した重油を回収した。事務本館屋上からの救助訓練は初めて行われ、消防署員が負傷者を迅速に救出した。津波で壊れ、海抜5メートルから21・5メートルの高台に移設された軽油タンク付近で、自衛消防隊員と消防署員が火元へ一斉に放水した。
 参加者は寒風が吹き付ける中、震災の教訓を胸に声を掛け合いながら真剣に取り組んでいた。
 同発電所の復旧工事は総事業費約1700億円。延べ120万人が携わり、今年4月に総出力200万キロワットの営業運転を再開した。

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