東日本大震災

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桜、温泉資源で石川を元気に 学生が町の未来像提案

 石川町で8月に行われた学生デザインワークショップで町の未来像を考案した全国の大学生らは15日、町共同福祉施設で現地報告会を開いた。東京電力福島第一原発事故の被害を受けた土地と向き合うことをテーマに、桜や温泉など資源を生かした地域活性化策を提案し町民らが聞き入った。
 学生はA~Eの五つの班ごとに、模型を示すなどして発表した。概要は【表】の通り。町全体で結婚を祝福する「湯ェディング」の実施を発表するなど、独創的な提案が相次いだ。
 質疑で町民は「町にとって大変いいアイデア。これからも町に来てもらい助言してほしい」と話した。
 日本造園学会関東支部の主催、町の共催。参加したのは造園などを学ぶ東京農、多摩美術、慶応義塾、奈良女子、福島、宮城、一橋、明治、千葉、日本各大学の学生と町内の石川高と石川中の生徒計約30人。学生は町内や、町と交流が続くいわき市久之浜地区を現地調査しまとめた。

【学生が提案した石川町の未来像】

◆A班=桜が結ぶ景 景が結ぶ縁
 木材の地産地消の拠点「木の駅」、郷土食などを発信する「郷土の駅」、憩いの空間「桜の駅」を設け、観光振興と復興支援が一体化したまちづくりを進める。
◆B班=むすびのまち石川町
 「湯ェディング」の実施。桜が咲く川沿いに人が集う足湯を設け、農地や温泉などの利点を生かした5カ所のチャペルを開設、カップルを祝福する。結婚記念桜の植樹も行う。
◆C班=おもてなし街道「波結」
 御斎所街道の地形を生かした短期滞在型プログラムを作る。"波"のようにうねる街道が石川町と他地域を"結ぶ"よう、遊休農地での農業体験などができるようにする。
◆D班=中田義塾 わが町の三つの教え
 学校統合で閉校する中谷二小跡地を拠点に体験学習の場を設ける。閉校する他校も地域教育の場として残し、学校・地域・産業各教育の拠点としてネットワーク化する。
◆E班=産業の6次化~地域キッチン
 郷土食を楽しむ「地域キッチン」を設け、人が集い、だんらんを楽しむ場をつくる。町と交流が深い、いわき市久之浜地区の「海のキッチン」と連動させる。

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