東日本大震災

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あんぽ柿の支援約束 梁川で石原環境相囲み座談会

あんぽ柿を試食する(右から)石原環境相、浮島政務官、仁志田市長=JA伊達みらい梁川共選場

 石原伸晃環境相を囲む座談会は19日、伊達市梁川町の産業伝承館で開かれ、出席者が東京電力福島第一原発事故発生後の農業の復興、発展、市内の除染の進行状況などについて意見を交わした。石原環境相は3年ぶりに出荷が再開した県北地方の特産品「あんぽ柿」について、「風評被害払拭(ふっしょく)のため、さまざまな場でおいしさを発信していく」と支援を約束した。
 環境省職員らが復興に向けたさまざまな地域活動を支援する「環境省 ふくしま復興サポーター」活動の一環。石原環境相、浮島智子環境政務官、仁志田昇司市長、大橋信夫JA伊達みらい組合長、宍戸里司同JAあんぽ柿生産部会長、福島大の学生ら9人が出席した。石原環境相はあんぽ柿について、「農家は消費者サイドに立ち、加工に取り組んでいる。もっと大きな声で安全性をアピールするべきだ」と述べた。
 仁志田市長は原発事故発生後、放射線に関する知識が乏しい中で対策に乗り出した経緯などを紹介した。「市民の声を受け、校庭を真っ先に作業した。市は現在、ガラスバッジとホールボディーカウンターによる健康調査を続けている状況だ」と説明した。大橋組合長は「若い男性の農家は、就職、結婚してから農業を継いでほしい」と担い手不足の問題解消について持論を展開した。宍戸部会長は「リンゴの栽培やあんぽ柿の加工は、気温が高いとうまくいかない。日本が率先して地球温暖化を食い止めるべき」と要望した。

■検査視察し試食

 座談会に先立ち、石原環境相と浮島政務官はあんぽ柿の加工と、製品に含まれる放射性物質量の検査の様子を視察した。
 宍戸里司JA伊達みらいあんぽ柿生産部会長宅を訪れ、製品の袋詰めの様子を見学した。同JA梁川共選場では、担当者から検査工程の説明を受けた。あんぽ柿を試食し、味と安全性を確かめた。

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