東日本大震災

  • Check

小名浜港特定貨物拠点に 全国初指定、復興後押し

太田国交相から指定書を受ける佐藤知事(左)=国交省

 国土交通省は19日、いわき市の小名浜港を石炭などのばら積み貨物の輸入拠点として財政支援する「特定貨物輸入拠点港湾」に指定した。全国初の指定で東日本大震災からの復興を後押しする。
 指定によって小名浜港東港地区に整備予定の荷さばき施設設置費用の3分の1を国が補助するほか、10年間に限って固定資産税や都市計画税が軽減される。国交省は小名浜港の東港地区を東日本の石炭輸入拠点として重点的に整備を進め大型船に対応可能とする。小名浜港で石炭を荷揚げし、陸送したり、各港に小型船で運ぶ。各港に荷揚げしていた従来の方式と比べ、輸送コストを約4割削減できると分析している。県港湾課も「拠点港として整備が進めば、県内の企業の復興にも大きなプラスになる」としている。
 小名浜港は平成23年5月、国から国際バルク戦略港湾の指定を受け、水深14メートルを超える岸壁の整備が可能となった。小名浜港の東港地区は25年から国直轄事業としてケープタウン級(約170000トン)の船舶にも対応できるよう水深18メートルの岸壁の整備が進められており、今回の特定貨物輸入拠点港湾の指定でさらに整備が促進される。
 国交省は全国の10港を国際バルク戦略港湾に選び集中的に整備している。拠点港湾制度は戦略港湾を財政的に支援する仕組みで、今年の通常国会で成立した改正港湾法に盛り込まれた。国交省は今後、国際バルク戦略港湾の中から拠点港湾を順次指定する方針だ。

東日本大震災の最新記事

>> 一覧