東日本大震災

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「わが家が一番」 楢葉で初の特例宿泊始まる

楢葉町の自宅で神棚にサカキを供える山内光平さん

 東京電力福島第一原発事故に伴う楢葉町の初の特例宿泊は28日、始まった。来年1月5日までで、最長8泊9日。
 同町北田の自宅に宿泊する無職山内光平さん(77)、奉子(ともこ)さん(72)夫妻は、いわき市の避難先から訪れた。光平さんは神棚にサカキを供えながら「やっぱりわが家が一番」とほっとした表情で話した。
 山内さん夫妻は東日本大震災発生直後から約5カ月間、長野県上田市に嫁いだ長女宅に避難した。2人で神社や寺を回っては「楢葉に帰れますように」と手を合わせて祈ったという。奉子さんは「夢を見てるよう。支えてくれた皆さんに感謝したい」と涙ながらに語った。
 元日には娘3人の家族が集まり、久しぶりに自宅で新年を迎える予定だ。光平さんは「この家は家族が苦楽を共にした大切な場所。家族だんらんを楽しみたい」と笑顔を見せていた。
 町によると、特例宿泊を届け出た町民は28日現在、168世帯、428人となっている。

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