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今を生きる ソチで活躍誓う 今も苦しむ福島の人たちを勇気づける

ソチパラリンピックでの健闘を誓う鈴木選手

■パラリンピック3大会連続代表 アルペンスキー 猪苗代出身 鈴木猛史選手 25

 ソチ冬季パラリンピック日本代表に選ばれた猪苗代町出身の鈴木猛史選手(25)=駿河台大職員、猪苗代高卒=は「東日本大震災、東京電力福島第一原発事故で大きな被害を受けた本県のためにも全力を尽くす」と健闘を誓っている。
 鈴木選手がパラリンピックに出場するのは、平成18年のトリノ、22年のバンクーバーに続き、3大会連続。バンクーバーではアルペンスキー男子大回転座位で銅メダルに輝き、スーパー大回転座位とスーパー複合座位でも5位入賞を果たした。ソチでは、得意とする回転や大回転、滑降など5種目に出場する予定だ。
 昨季は障害者アルペンスキーワールドカップ(W杯)で総合優勝を飾っている。精神面の弱さを感じていたとき、同じく日本代表に選ばれた森井大輝選手から「実力はある。思い切り滑った方がいい」とアドバイスを受け、吹っ切れたという。コースを2本滑り合計タイムで競うアルペン競技。これまでは1本目で理想の滑りができても、2本目にプレッシャーを感じながら臨んでいた。しかし、森井選手の言葉がきっかけで2本とも安定して滑ることができるようになった。今季は無駄な動きをしないよう、さらに技術を磨いている。
 鈴木選手は「(滑走の)技術は地元猪苗代町で培った。感謝している。大きな大会で良い成績を残すことは、震災や原発事故で今も苦しむ本県の人たちを勇気づけると信じている。実力を発揮したい」と話す。
 鈴木選手は年明けの1月5日に、海外に出発する。カナダや米国、イタリアなどで開かれるW杯などを転戦しながら調整した上で、ソチパラリンピックに臨む。

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