東日本大震災

2014年1月アーカイブ

除染費住民に請求 大玉村発注事業で下請け業者

 大玉村が発注した除染作業で、下請け業者が除染費用を住民約20世帯に直接請求していたことが13日、分かった。村によると、これまでのところ、支払いに応じた住民はいない。元請け業者と下請け業者間の代金支払いのトラブルが原因とみられる。  村によると、下請...[記事全文

【線量下がらない住宅、公共施設】 再除染費わずか78億円 政府 範囲や手法示さず

 政府は平成26年度、東京電力福島第一原発事故に伴う再除染に78億円を充てる。再除染を望む県民の声や市町村の要望を受け、初めて予算化する。除染後に放射線量が下がらない住宅や公共施設などを対象とする方針。ただ、費用は26年度当初予算案に盛り込んだ除染費...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

復興への闘い 震災3年の現実(11)第1部 市町村の苦悩 問われる説明責任

環境省がまとめた仮設焼却施設の事故再発防止安全対策。村民の不安払拭につながるか
 「こういう事故があってはならないんだ」  鮫川村役場で村長大楽勝弘(67)の大声が響いた。放射性廃棄物の仮設焼却施設爆発事故から4日が過ぎた平成25年9月2日。管理する環境省職員と運転を受託する会社の担当者を前に、怒りを抑え切れなかった。  施設は...[記事全文

カテゴリー:復興への闘い

避難指示解除4月軸 都路、旧警戒区域で初

 今春の避難指示解除が検討されている福島県田村市都路町の避難指示解除準備区域について、「4月解除」を軸に政府と市、住民による調整が進められる見通しとなった。12日、同区域を抱える一部の行政区で開かれた三者による会合で、住民側の提案に政府が前向きな姿勢...[記事全文

新たに漏水50トン 第一原発タンク群のせき

 東京電力は12日、福島第一原発4号機南側にある「G4南」と呼ばれる地上タンク群を囲むコンクリート製のせきの基礎部分の接ぎ目から、水が漏れたと発表した。漏れたのは雨水で、量は約50トン。東電は地面に染み込んだとみている。福島第一原発では昨年12月以降...[記事全文

水泳通し復興支援 元日本代表萩原さん、東京五輪見据え郡山で大会

優勝した選手に賞状を手渡し、激励する萩原さん(右)
 シドニー五輪競泳女子代表の萩原智子さんの名を冠した初の「萩原智子杯水泳競技大会」は12日、福島県郡山市の郡山ユラックス熱海で開かれた。東日本大震災、東京電力福島第一原発事故からの復興を支援しようと毎年開催する予定だ。  萩原さんは平成7年のふくしま...[記事全文

食、農の未来考える 郡山で映画上映、トーク

国分さん(左)と石井さんが出演したゲストトーク
 映画上映やゲストトークで本県の未来を考える「Image.Fukushima(イメージ・福島)」は11日、郡山市中央図書館で開かれた。  東京電力福島第一原発事故の影響を受けた本県の食と農がテーマ。ドキュメンタリー「哲学者・国分功一郎が福島の食の生産...[記事全文

復興への闘い 震災3年の現実(10)第1部 市町村の苦悩 情報 国から届かず

鮫川村の仮設焼却施設の入り口。昨年8月の爆発事故後、運転を停止している=8日
 鮫川村地域整備課長の近藤保弘(58)の携帯電話が鳴った。「大きな音がした。絶対に事故だ」。平成25年8月29日午後2時半すぎ。環境省が実証施設として村内に建設した放射性廃棄物の仮設焼却施設近くの村民からだった。運転開始から、わずか10日後だった。 ...[記事全文

カテゴリー:復興への闘い

「関連死」で17件和解 紛争解決センタ 自主避難1件含む

【表】
 政府の原子力損害賠償紛争解決センターによる和解仲介で、東京電力福島第一原発事故に伴う避難生活で死亡する、いわゆる「原発事故関連死」と判断され、東電が遺族に死亡慰謝料を支払ったケースが少なくとも17件に上ることが分かった。このうち、避難区域以外からの...[記事全文

カテゴリー:原発事故関連死

放射線 放射性物質 Q&A 内部被ばく線量に季節差出るか

 東京電力福島第一原発事故を受け、ホールボディーカウンターによる内部被ばく線量の測定が行われています。測定結果に季節による差が出ることがあるという話を聞いたことがあります。本当でしょうか。 【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー長崎大教授 高村...[記事全文

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

伝統絶やさない いわきで双葉ダルマ市 震災から2年10カ月

双葉町の伝統行事「ダルマ市」の露店に並ぶだるま=いわき市
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から2年10カ月を迎えた11日、原発事故で双葉町民が避難しているいわき市の南台仮設住宅で、江戸時代から続く町の伝統行事「双葉ダルマ市」が始まった。来場者が、露店に並んだ「ふたばダルマ」を買い求め、古里への思いを...[記事全文

相双屋根工事協組が発足 南相馬で創立総会 避難区域の修理対応

定款などを決めた創立総会
 双葉郡など避難区域の屋根修理への対応を目指す相双屋根工事協同組合の創立総会が11日、南相馬市民情報センターで開かれた。県の認可、登記を経て業務を開始する。  総会には9社の代表が参加。定款、規約などを承認し、理事長に深谷安一氏(南相馬市、深谷瓦店・...[記事全文

安全性担保が課題 富岡の埋め立て施設整備 県が技術検討会

計画案について意見を交わした検討会
 県産業廃棄物技術検討会は11日、広野町のJFAアカデミー福島男子寮内の双葉地方広域市町村圏組合仮事務所で開かれ、環境省が富岡町に整備予定の「フクシマエコテッククリーンセンター」について初めて意見を交わした。  センターは、東京電力福島第一原発事故に...[記事全文

ADR和解率55.9% 昨年度末時点 半分にとどまる

 東京電力福島第一原発事故の被災者と東電の間で和解仲介をする政府の原子力損害賠償紛争解決センターの平成25年末時点の和解率は55・9%で、24年末時点の23・7%に対し2倍以上アップした。ただ、申立件数の半分程度にとどまっている。  和解状況は【表】...[記事全文

本県の姿報道写真パネルを展示 大阪

「田尻の冬まつり」で展示された福島民報社の報道写真パネル
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故発生後の本県の様子を伝える福島民報社の報道写真パネル「福島の記録」は11日、大阪府能勢町の田尻小で催された「田尻の冬まつり」で展示された。  田尻地区人権啓発推進委員協議会が「被災者の思いや願いを共に考えていく...[記事全文

不明者を一斉捜索 沿岸部で県警などの360人

河川敷の草陰などを捜索する南相馬署員=南相馬市小高区
 東日本大震災から2年10カ月となった11日、県警などは本県沿岸部で行方不明者の一斉捜索を行った。  県警本部をはじめ沿岸部の各警察署、福島海上保安部、双葉地方広域消防本部、浪江町から合わせて約360人が参加した。  南相馬署管内では同署と県警機動隊...[記事全文

150人合唱、群読 和合さんの詩を基に

震災と原発事故後の思いを込めた詩を朗読する和合さん(中央)ら出演者
 福島市の詩人和合亮一さん(保原高教諭)の詩を基にした舞台企画「ふくしま未来交響曲 序章~美しい帆をかかげよ~」は11日、同市の福島テルサで催された。合唱や詩の群読などを繰り広げ、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後の「福島の思い」を伝えた。  ...[記事全文

除染進展 再生の鍵

浪江町酒田地区で始まった本格除染=昨年11月27日
 東日本大震災から11日で2年10カ月を迎えた。東京電力福島第一原発事故に伴う避難区域をはじめ、県内の除染が進んでいない。汚染土壌などを一時保管する仮置き場確保が難航しているためだ。環境省は昨年末、平成25年度内としていた避難区域の除染完了時期を最大...[記事全文

カテゴリー:震災から2年10カ月

避難区域の新工程表完了予定 【28年度】南相馬、富岡、浪江、飯舘 【27年度】川俣、葛尾

 環境省が昨年末に発表した国直轄除染の完了時期を最大3年間延長する新たな工程表では、南相馬、富岡、浪江、飯舘の4市町村が平成28年度内、川俣と葛尾の2町村が27年度内完了となった。このうち、浪江町では昨年11月末にようやく本格除染が始まった。  国直...[記事全文

カテゴリー:震災から2年10カ月

帰還困難区域のモデル事業 線量42~62%低下 環境省の中間報告

 原発事故に伴う帰還困難区域内で実施している除染モデル実証事業で、住宅地や農地の空間線量が42~62%下がったとする中間報告を環境省はまとめた。既存の除染方法で一定の効果が確認できたとしているが、除染後の住宅地の平均放射線量は各地区で毎時3・51~6...[記事全文

カテゴリー:震災から2年10カ月

処理の遅れ目立つ 避難地域の災害廃棄物

 避難地域の災害廃棄物の処理も、遅れが目立っている。環境省は昨年末、新たな処理計画を発表した。平成27年度末までに仮置き場への搬入を終えるが、処理完了時期は示されなかった。  避難地域11市町村ごとの廃棄物推計量と仮置き場への搬入完了目標時期は【表】...[記事全文

カテゴリー:震災から2年10カ月

復興クローズアップ 楢葉の初の年末年始特例宿泊 わが家の雰囲気満喫

年末年始を楢葉町の自宅で過ごした隥本さん夫婦=昨年12月31日
 平成24年8月に町の大半が避難指示解除準備区域に再編された楢葉町は昨年末から今年の年始にかけて初の特例宿泊を認めた。  会津若松市の借り上げアパートに避難する同町下小塙の無職隥本(さかもと)薫さん(61)則子さん(61)夫婦は28日から今月5日まで...[記事全文

カテゴリー:震災から2年10カ月

記者が歩く 福島の今 【須賀川・藤沼湖】 再整備事業が本格始動

ダム本体の復旧工事が本格化した藤沼湖=8日
 豊富な水を蓄えたかつての姿はない。あらわになった湖底に降り積もった雪の中を、ダンプカーなど工事用車両が行き来する。東日本大震災で決壊した須賀川市長沼地域の農業用ダム「藤沼湖」と周辺地域の再整備が本格的に動きだした。  県は昨年11月、ダム本体工事に...[記事全文

カテゴリー:震災から2年10カ月

いつも陽気な母 信頼厚く、30年以上檀家総代

 東日本大震災から11日で2年10カ月となる。平成23年3月11日の大津波は大切な母親の命を奪った。犠牲になった方の人生と残された家族の思いを記す。 ■南相馬市原町区矢川原 鈴木サトさん 95  サトさんは陽気な性格で、しっかり者だった。体が丈夫だっ...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

復興への闘い 震災3年の現実(9)第1部 市町村の苦悩 国の〝転換〟に失望

高濃度の放射性廃棄物を保管するコンクリートボックス。村が活用を要望している
 飯舘村は住民の合意を受け、除染廃棄物や周辺市町の放射性廃棄物を処理する焼却減容化施設を村内の蕨平(わらびだいら)行政区に受け入れることを決めた。  「環境省への不信感が募っている。厳重な安全対策を取るとの約束を形にしたい」。村長の菅野典雄(67)は...[記事全文

カテゴリー:復興への闘い

【常磐道】 広野―富岡 来月末再開通 交通の便向上歓迎 居住制限区域 防犯強化が課題

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で通行止めとなっている常磐自動車道広野(広野町)-常磐富岡インターチェンジ(IC、富岡町)間17キロが2月末に再開通する。太田昭宏国土交通相が10日、発表した。再開通時期を「平成25年度内」としてきたが、...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

台湾へ 大わらじ完成 来月お披露目 準備万全 福島との絆より強く

完成した大わらじと小わらじ。台湾への輸送を前に確認作業をする渡辺さん(右)
 県商工会議所連合会や、ふくしま台湾友好協会などが2月に台湾で繰り広げる「福島わらじまつり」の大わらじが10日までに完成し、初の海外披露の準備が整った。台湾最大の祭典「ランタンフェスティバル」で、福島市からの派遣団に加え、台湾で募集した担ぎ手ら総勢約...[記事全文

第一原発敷地境界の線量低減 年度ごと目標設定を 規制委が東電に指示へ

 東京電力福島第一原発の汚染水を貯蔵するタンクから出る放射線の影響で、原発の敷地境界の被ばく線量が基準値の約8倍になっている問題で、原子力規制委員会は10日、基準値である年1ミリシーベルト未満に下げる時期を明確にし、年度ごとの低減目標を設定するよう東...[記事全文

第一原発のALPS再開 モーター故障原因

 東京電力福島第一原発で汚染水から大半の放射性物質を取り除く「多核種除去設備(ALPS)」のクレーンに不具合があり処理が中断していた問題で、東電は10日、クレーンの走行用モーターの故障が原因だったと特定し、処理を再開させた。  クレーンは放射性物質を...[記事全文

住民投票条例制定へ直接請求 中間貯蔵施設めぐり楢葉町民有志

松本町長(右)に署名簿を提出する松本さん
 東京電力福島第一原発事故に伴う除染廃棄物を搬入する中間貯蔵施設(保管庫)の整備で、建設予定地の楢葉町の町民有志は10日、松本幸英町長に建設の是非を問う住民投票条例制定を直接請求した。これを受けて、松本町長は20日以内に議会を招集し自らの意見を付した...[記事全文

南相馬の避難区域解除見込み時期決定 賠償一括受け取り可能に

 政府の原子力災害現地対策本部は10日、東京電力福島第一原発事故による南相馬市の避難区域解除の見込み時期を決定した。避難指示解除準備、居住制限両区域は平成23年3月11日から5年、帰還困難区域は同日から6年とした。これにより、区域内の住民は、解除見込...[記事全文

土湯温泉で新たなまちづくり計画 福島市、国交省に補助申請へ

 福島市は平成26年度から、市内土湯温泉町で国土交通省の都市再生整備計画事業(旧まちづくり交付金事業)の補助を受けた新たなまちづくりをスタートさせる。地元の関係団体などと協議を進めた上で、2月にも整備計画を同省に提出することが10日、関係者への取材で...[記事全文

郡山市の屋内遊び場 28年4月オープン

屋内遊び場のオープン時期を発表する寺西部長(右)
 郡山市が市内の東西南北4カ所に新設する子どもの屋内遊び場のオープンは平成28年4月になる。10日、寺西仁こども部長が市役所で記者会見し、整備目標を発表した。  面積はそれぞれ、小学校の体育館と同程度の1000平方メートルを想定している。施設ごとに特...[記事全文

郡山の「がくとくんバンド」活動本格化 音楽の力で風評吹き飛ばせ

新年から活動を本格化させるがくとくん(左)が率いるバンド。市民との共演も魅力の一つになる
 音楽都市「楽都」としてシティーセールスを展開している郡山市は今年から市のイメージキャラクター「がくとくん」が率いるバンドの活動を本格化させる。東日本大震災の影響で3年越しの計画実現となる。復興を願って生まれた妹「おんぷちゃん」と「楽都郡山」を全国に...[記事全文

只見線復旧へ地元、国、JRが22日協議で調整

 平成23年7月の新潟・福島豪雨で一部区間が不通になっているJR只見線の復旧について、地元と国、JR東日本が22日に協議する方向で調整していることが10日、分かった。県は、復旧費約85億円の半分をJR、4分の1ずつを国と地元で負担する案をあらためて示...[記事全文

21日にも本格運転 豪雨被害の金山・第二沼沢発電所

 東北電力が今月中の運転再開を目指していた金山町の揚水式水力発電所、第二沼沢発電所(出力46万キロワット)の再稼働予定が21日になることが、10日までに分かった。  同発電所には出力23万キロワットの発電機が2基あり、このうち1基の配電盤工事が終わり...[記事全文

復興願い威勢よく いわきの金刀比羅神社の例大祭

地域復興や商売繁盛などを祈願する人でにぎわった金刀比羅神社の例大祭
 「いわきのこんぴらさま」として親しまれている、いわき市常磐関船町の金刀比羅(ことひら)神社例大祭は10日、神社周辺で行われ、家内安全や商売繁盛などを願う多くの参拝客でにぎわった。  同神社は海の守り神として500年以上信仰を集めている。JR湯本駅か...[記事全文

災害公営住宅周辺に県が交流員配置へ コミュニティー維持図る

 県は、東京電力福島第一原発事故の避難者が入居する災害公営住宅の周辺地域に「交流員」を配置し、コミュニティー維持に努める。10日、いわき市のいわき産業創造館で開かれた佐藤雄平知事と市、双葉郡8町村の首長との意見交換会で明らかにした。  交流員は災害公...[記事全文

復興への闘い 震災3年の現実(8)第1部 市町村の苦悩 消えない住民不安

蕨平行政区役員が視察した香川県の産業廃棄物処理施設。村民が焼却減容化施設を認める転機になった
 平成24年夏、除染廃棄物の焼却減容化施設建設の候補地に挙がった飯舘村蕨平(わらびだいら)行政区の住民説明会が福島市で開かれた。「安全性が信用できない」。村や環境省による施設の説明に住民からは反発する声が上がった。  村は施設の安全性や必要性の他、村...[記事全文

カテゴリー:復興への闘い

震災後の思いCDに 県婦人団体連合会が制作

斎藤会長(左)と滝本常務・事務局長
 県婦人団体連合会は、浜通りの会員が東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後の気持ちをつづったCD-ROM「つぶやきノート」をまとめた。  日頃感じていること、国や地方自治体への要望、身辺雑記などを会員に自由に記してもらった。「一歩でも前進できるよう...[記事全文

富岡町が19日から町政懇談会

 福島県富岡町の町政懇談会は19日から始まる。東京電力福島第一原発事故に伴う除染や賠償などがテーマとなる見通し。県内8回、県外5回の計13回開き、町が復興や帰還に向けた取り組みなどを説明する。  問い合わせは町企画課 フリーダイヤル(0120)336...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

原発事故影響検討委で評価 楢葉町、2月上旬に設立

 町の大半が避難指示解除準備区域となっている楢葉町は2月上旬にも、東京電力福島第一原発事故の影響を検証する第三者機関「原子力発電所事故影響を踏まえた地域防災計画の改定に関する検討委員会(仮称)」を設立する。委員会での議論を、今春に予定している帰町時期...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

農地を宅地転用 省令改正 県内5市町村

 東京電力福島第一原発事故の避難区域を抱える田村、川俣、川内、葛尾、飯舘の5市町村の第1種農地を宅地などに転用できるようにする農地法省令改正は10日付で行われる。  復興庁や農林水産省などが9日にまとめた「住宅再建・復興まちづくりの加速化措置」に、省...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

作業員の健康情報共有 県と東電 長期の廃炉作業対応

 東京電力福島第一原発で働く作業員の健康を守るため、県と東電は健康管理情報の共有化に乗り出す。東電が持つ作業員の被ばく線量などのデータと、県の県民健康管理調査結果を共有し、被ばく線量や健康状態を継続的に監視することなどを想定している。作業員の健康管理...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

低線量地域の除染見直し 伊達市長

 伊達市の仁志田昇司市長は8日、比較的空間放射線量が低い地域(Cエリア)の放射線対策を見直し、住民の要望に応じて除染する方針を示した。市役所で開いた記者会見で明らかにした。  Cエリアの除染は市全体の約七割に当たる1万5125戸が対象。おおむね毎時3...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

ALPS処理中断 第一原発

 東京電力は8日、福島第一原発で汚染水から放射性物質を減らす「多核種除去設備(ALPS)」の処理作業ができない状態になったと発表した。放射性物質を吸着させた廃棄物の保管容器を交換するクレーンに不具合があり、再開の見通しは立っていないという。  ALP...[記事全文

除染業者井戸壊す 国に報告せず公表も遅れる

 環境省は8日、川俣町山木屋地区の国直轄除染を受注した業者が昨年12月、作業中に民家の井戸を損傷させたと発表した。業者は同省に連絡せず、所有者が昨年末に見つけて発覚した。  同省によると、業者は12月10日、民家敷地内の井戸にバックホーのショベルをぶ...[記事全文

復興への闘い 震災3年の現実(7)第1部 市町村の苦悩 お互いさまの精神

飯舘村と環境省が取り交わした覚書書。冒頭には「福島の復興のために必要不可欠な施設」と明記されている
 飯舘村の復興のみならず、福島の復興のために必要不可欠な施設である―。  村は平成25年10月9日、東京電力福島第一原発事故の除染に伴い発生する放射性廃棄物を焼却して減らす施設を、村南部の蕨平(わらびだいら)行政区に建設すると発表した。村内の除染で出...[記事全文

カテゴリー:復興への闘い

耐震診断県も補助 民間大規模施設負担6分の1に 26年度方針

 民間の大規模施設に耐震診断を義務付けた改正耐震改修促進法が昨年11月に施行されたことを受け、県は平成26年度、診断費用の捻出に苦悩する旅館・ホテル、病院などの負担軽減のため補助制度を設ける方向で調整に入った。既存の国の補助金に県の補助金を上乗せし、...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

福島第二原発エネルギー館 廃炉資料館に

宮本町長(左)と会談する石崎副社長ら(奥左側)
 東京電力の石崎芳行副社長(福島復興本社代表)は7日、郡山市の富岡町郡山事務所で宮本皓一町長と会談し、同町の東京電力福島第二原発エネルギー館を廃炉資料館(仮称)としたい考えを示した。  石崎副社長は会談でエネルギー館が震災被害をほとんど受けていないこ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

小高に大規模仮置き場 住民が設置同意

 福島県南相馬市の避難区域で実施される国直轄除染で、環境省は7日までに、区域内で最大規模となる、小谷(おや)地区などの「小谷他仮置場」の設置について住民の同意を得た。同仮置き場は対象地域全体の約4割、小高区の55%をカバーする。住民帰還の前提となる除...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

基幹事業は36程度 福島再生加速化交付金

 東京電力福島第一原発事故による避難住民を支援する「福島再生加速化交付金」の交付対象となる基幹事業は、生活拠点整備や健康管理など計36事業程度となることが7日、分かった。復興庁が関係省庁と最終調整している。基幹事業費の35%を上限に効果促進事業も設け...[記事全文

津波被災地移転、国に推進を要望 浪江町長

浜田副大臣に要望書を手渡す馬場町長(左)
 東京電力福島第一原発事故で避難区域が設定されている浪江町の馬場有町長は7日、浜田昌良復興副大臣に津波被災地の「防災集団移転促進事業(高台移転)」の推進を要望した。二本松市の町役場二本松事務所で馬場町長が浜田副大臣に要望書を手渡した。  内容は(1)...[記事全文

中間貯蔵建設、協力求め来県 環境副大臣

松本町長との会談後、取材に応じる井上副大臣=楢葉町いわき出張所
 井上信治環境副大臣、浮島智子環境政務官は7日に福島県入りし、国が中間貯蔵施設の建設受け入れを要請している楢葉町などに対し、あらためて協力を求めた。  いわき市の楢葉町いわき出張所で松本幸英町長と会談した井上氏は会談後に取材に応じ、「(中間貯蔵施設の...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

復興への闘い 震災3年の現実(6)第1部 市町村の苦悩 国の対応に戸惑い

高圧吸引洗浄機でコンクリートの表面を除染する作業員=6日、郡山市
 平成25年に郡山、いわき、福島、二本松各市で行われた市長選で現職が相次いで落選した。「東京電力福島第一原発事故の除染の遅れに対する有権者の不満が要因の1つとなった」。環境省福島環境再生事務所市町村除染推進室長の松岡直之(50)は、現職敗戦の報を聞く...[記事全文

カテゴリー:復興への闘い

富岡の本格除染開始

 環境省は7日、富岡町での本格除染を8日に開始すると発表した。  対象は住宅、道路、田畑、生活圏からおおむね20メートル程度の山林など約2770ヘクタール。初日は町内の龍台寺から開始し、除草などを行う。  国直轄の本格除染が始まるのは今回で10市町村...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

富岡の下水道 9月にも一部復旧

 富岡町の公共下水道は今年9月にも町内一部地域で復旧する見通しとなった。町は下水道復旧に合わせ、上水道の使用も開始する方針。  宮本皓一町長が7日の東電幹部との会談で明らかにした。まず同町の本格除染が始まる富岡川以南で公共上下水道を使用できる態勢を整...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

汚染水対策万全に 東電会長や社長が避難区域の市町村長に示す

渡辺大熊町長(右)と会談する石崎代表(左から2人目)
 東京電力の下河辺和彦会長と広瀬直己社長、石崎芳行副社長(福島復興本社代表)らは6日、福島第一原発事故に伴う避難区域を抱える市町村などへの新年あいさつ回りを始めた。  広瀬社長はいわき市の楢葉町いわき出張所で松本幸英町長と会談し、今春の帰町判断の妨げ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

福島復興へ全力強調 第二原発で会長や社長が年頭訓示

社員を前に年頭のあいさつをする下河辺会長
 東京電力の下河辺和彦会長、広瀬直己社長、石崎芳行副社長(福島復興本社代表)は6日、楢葉町の東電福島第二原発事務本館で年頭あいさつを行い、原発事故からの本県復興に全力を尽くす姿勢を強調した。  約200人の社員を前に、下河辺会長は「新たな総合特別事業...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

復興への闘い 震災3年の現実(5)第1部 市町村の苦悩 「物差し」なく混乱

環境省が除染対象や手法などをまとめた「除染関係ガイドライン」。統一基準はなく、何を選択するかは市町村の裁量となっている
 環境省福島環境再生事務所は福島市のJR福島駅東口近くのビルに入っている。東京電力福島第一原発事故に伴う除染のうち、双葉郡など国直轄除染地域以外の市町村を対象とした除染の相談、指導に当たる職員は約30人いる。「国が前面に出て説明してほしい」。住民説明...[記事全文

カテゴリー:復興への闘い

28日に口頭弁論 南相馬の不認定処分取り消し訴訟

 南相馬市の男性が同市に対し、亡くなった母親の震災関連死の不認定処分取り消しを求めた訴訟の第1回口頭弁論は、28日午前10時から福島地裁で開かれる。  訴状によると、原告の母親は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故により入院していた病院が休業したた...[記事全文

カテゴリー:原発事故関連死

「減災」で安全向上 県耐震改修促進計画 ガラスや壁崩落防止

 東日本大震災を教訓に、県は平成25年度内に官民の建造物の耐震改修の指針となる県耐震改修促進計画を見直す。建物損壊による人命に関わる被害を最小限に抑えるため、「減災化」を新たに盛り込み、天井、窓ガラス、外壁などの落下防止やブロック塀の崩落防止対策に乗...[記事全文

Jリーガー広野で交流 東北ゆかりの現役12選手 小中学生と「試合」

小学生とサッカーのミニゲームを楽しむ高萩選手(中央)
 東北ゆかりの現役Jリーガーによる被災地支援事業「東北人魂キッズフェスティバル2014in広野」は5日、広野町多目的運動場で行われた。J1広島の高萩洋次郎選手(27)=いわき市出身=、ともにJ1鹿島の小笠原満男選手(34)=岩手県出身=と柴崎岳選手(...[記事全文

いわきの笑顔発信 初の元気アップフェス

元気いっぱいのステージを繰り広げるアイくるガールズ
 「いわきから笑顔発信!」をテーマに掲げた初の「元気アップフェスティバル」は5日、いわき市平のアリオスで開かれ、地元を中心に活動する3団体が若さあふれるステージを披露した。  主催したクラップスチアリーダーズ(石河美奈代表)は東日本大震災と東京電力福...[記事全文

葛尾村民が新春バレー 避難先の三春で交流

村民らが交流したバレーボール大会
 葛尾村の第38回新春バレーボール大会は5日、役場機能を置く三春町の葛尾小中学校三春校で開かれ、村民らがスポーツを通して交流した。  村体協の主催、村公民館の共催。東京電力福島第一原発事故による避難の前から続く新年の恒例行事となっている。平成24年か...[記事全文

復興への闘い 震災3年の現実(4)第1部 市町村の苦悩 国は口蹄疫教訓に

福島市北側を流れる松川の河川敷。川の右側に運動公園がある。右奥は信夫山
 新年最初の日曜日となった5日、福島市清水地区の公園に、親子連れの笑い声が響く。信夫山の麓から西側に広がる住宅密集地。東京電力福島第一原発事故に伴う住宅除染で出た土壌などを一時保管する、地区の仮置き場の設置場所は決まっていない。  住民は積極的に候補...[記事全文

カテゴリー:復興への闘い

今を生きる 7月に新装オープン 魅力満載の宿 故郷の昭和で 飯舘の「夢」注ぎ込む

しらかば荘の新装オープンに向け準備する本名さん
■「しらかば荘」支配人 本名洋文さん 55  「夢の続きは生まれ故郷で」。東京電力福島第一原発事故で休業を余儀なくされた飯舘村の宿泊体験施設「きこり」で支配人を務めていた本名洋文さん(55)は、出身地・昭和村の温泉宿泊施設しらかば荘の新装オープンの準...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

復興期す妙技 はしご乗り勇壮に 相馬小高神社

住民らが見守る中、はしご乗りの妙技を披露する太夫=南相馬市・相馬小高神社境内
 南相馬市小高区の相馬小高神社で4日、新春恒例のはしご乗りが奉納された。特例宿泊で正月を過ごした小高区の住民らが、古里の日常を取り戻そうと心意気を見せる乗り手の妙技に復興の歩みを感じていた。  県鳶(とび)土木工業連絡協議会相双支部(猪瀬明支部長)...[記事全文

復興「加速せず」44% 県内市町村長アンケート アベノミクス「実感なし」半数以上

【表(上)(下)】
 安倍晋三内閣発足一年アンケートでは、県内の市町村長に発足後の復興の状況についても聞いた。「一部加速した」が26人(46%)、「加速していない」が25人(44%)で、「加速した」は3人(5%)にとどまった。  復興の加速状況に関する回答は【表(上)...[記事全文

古里思い20歳の門出 双葉町成人式 始めていわきで

誓いの言葉を述べる玉根さん(右)と白土さん=双葉町
 東京電力福島第一原発事故の影響で全町避難が続く双葉町の成人式は4日、いわき市のスパリゾートハワイアンズで行われた。新成人は古里への思いを胸に、夢に向かって進んでいくことを誓った。  震災後2年は郡山市で行ってきた。昨年6月に埼玉県加須市から役場機...[記事全文

町復興へ誓い新た 広野町成人式 再会喜び合う

再会を喜び、記念撮影する新成人=広野町
 旧緊急時避難準備区域の広野町の成人式は4日、昨年に続いて町公民館で行われ、新成人が町復興への誓いを新たにした。  対象者66人のうち、男性33人、女性19人の合わせて52人が町内外から出席した。遠藤智町長が代表の大学生矢内きのかさん(20)に成人...[記事全文

3年ぶり「花鳥図展」 桑折の種徳美術館

3年ぶりに開かれた花鳥図展
 桑折町にある種徳美術館の「花鳥図展」が4日から始まった。新春恒例の事業だが、東日本大震災で中断を余儀なくされ、3年ぶり。初日から多くの美術ファンが足を運んでいる。  お正月にふさわしい「花鳥」をテーマにした企画展で、狩野芳崖や渡辺省亭らの掛け軸や...[記事全文

学問の神様の梅 梅が校章の福高に 校舎被災の生徒激励 同窓生が太宰府天満宮に依頼

5本の梅が植樹される予定の福島高の前庭
 「学問の神様」として知られる福岡県太宰府市の太宰府天満宮で育てられた梅の若木5本が2月下旬、「梅花」を校章とする福島市の福島高に植樹される。東日本大震災で、今なお仮設校舎で不自由な学校生活を強いられている生徒たちを励まそうと、同校の卒業生が天満宮に...[記事全文

放射線 放射性物質 Q&A セシウムは井戸水に入らないのか

 東京電力福島第一原発事故から3年近くが経過しようとしています。自宅で井戸水を使用していますが、これから時間の経過とともに放射性セシウムが井戸水に入るのではないかと心配です。大丈夫なのでしょうか。 【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー長崎大教...[記事全文

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

復興への闘い 震災3年の現実(3)第1部 市町村の苦悩 除染 全て任せられ

除染で削り取った表土などは現場に穴を掘り、フレコンパックと呼ばれる袋に詰めて保管する。仮置き場が完成すれば、搬出できる=福島市渡利地区
 福島市が地区全体を対象とする除染を真っ先に始めたのは渡利地区だ。中心市街地の東にあり、東京電力福島第一原発の方角に位置する。原発事故発生後の平成23年6月、市が測定した地区内の空間放射線量は平均で毎時2.23マイクロシーベルトと市内では高かった。 ...[記事全文

カテゴリー:復興への闘い

復興への闘い 震災3年の現実(2)第1部 市町村の苦悩 住民の不満選挙に

大差がついた昨年11月の福島市長選の遊説、開票作業。正面は市役所庁舎、左下は市除染推進課が入るプレハブのコラージュ
 平成25年11月17日。東日本大震災発生後初めて行われた福島市長選で、有権者が復興加速のかじ取り役に選んだのは、新人の小林香(54)だった。小林は7万2441票を獲得。4選を目指した現職の瀬戸孝則(66)に2倍以上の差をつけた。  市長選告示前、福...[記事全文

カテゴリー:復興への闘い

【県議会の定数見直し】 双葉郡の扱い焦点 帰還時期見通せず いわきと広野統合案も

 今年9月の決定を目指し、県議会の議員定数(現行58)や県議選の選挙区割りを見直す協議が今後、本格化するが、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で住民避難が続く双葉郡選挙区(同2)の取り扱いが大きな焦点となる。住民の帰還時期が見通せないため、定数に...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【県議会の定数見直し】 県人口減 協議難航か 「現状に合わせ削減を」「予算監視に維持必要」

 県議会の議員定数を見直す各会派の協議は難航しそうだ。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故などの影響で、本県人口は定数決定の基準となる平成22年の国勢調査時より約8万1500人減少している。こうした状況を踏まえ、現行58の定数を維持すべきかどうかの...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

奇跡の一本松に復活誓う 鹿島南右田で初日の出祈願祭

一本松の前で初日の出に一年の無事を祈る住民
 東日本大震災の津波に耐えて残った南相馬市鹿島区南右田地区の「奇跡の一本松」の前で一日、初日の出祈願祭が行われた。  松は高さ約25メートル、根回り約2メートル。同地区には震災前、数万本の保安林があったが、この一本を残して流されるか枯れるかした。現...[記事全文

復興への闘い 震災3年の現実(1)第1部 市町村の苦悩 矢面に立つ職員 除染、丁寧さか速さか

仕事納めの日の夕方も、市民や除染業者への電話応対に追われる福島市除染推進課。除染作業を始めて以来、変わらない光景だ=平成25年12月27日
 福島市役所西側のプレハブ庁舎に職員の声が響く。除染推進課の1人は除染に不満を持つ市民への説明、別の職員は除染業者への電話対応に追われていた。仕事納めの日の平成25年12月27日午後5時。顔には疲労感が深く刻まれていた。  東京電力福島第一原発事故か...[記事全文

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