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東電が和解再度拒否 飯舘・長泥の被ばく不安への賠償

 東京電力福島第一原発事故による飯舘村長泥地区住民の被ばくへの不安に対する賠償を認めた原子力損害賠償紛争解決センターの和解案は15日までに提示された。東電は同日までに「『不安』認定の根拠が不明確」として受け入れを拒否した。
 住民側弁護団が同日、都内で会見し明らかにした。弁護団によると、センターに申し立てたのは約50世帯の住民約180人。このうち、同日までに約15世帯に昨年12月以降、被ばく不安への慰謝料として1人当たり50万円(妊婦・子どもは100万円)を含む賠償金を支払う和解案が示されている。
 東電は一部世帯に対し、被ばくと健康影響に関する科学的根拠がないとした上で、「本件事案にとどまらない影響があることから受け入れは困難」と回答した。
 和解案をめぐっては、センターが昨年6月に和解案の指針を盛り込んだ和解方針を東電と住民双方に提示し、東電が拒否する回答をしていた。
 東電は「和解案の内容について、センターの考え方を確認している。ある程度の損害が発生していることは認識しているので、和解案を踏まえ速やかに対応したい」としている。

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