東日本大震災

「福島第一原発事故」アーカイブ

  • Check

漏水防止3月末完了 第一原発「せき」工事

雨水の漏えいがあったG6北タンクエリアで、外部への水漏れ防止のためのウレタン樹脂塗装が施されたせきの内側を調査する県廃炉安全監視協議会の委員ら=16日午後2時5分ごろ(本社写真報道部・猪俣広視撮影)

 東京電力は福島第一原発の全地上タンク群に設けたコンクリート製の漏水防止用「せき」の内側にウレタン樹脂塗装を施し、汚染水や雨水の漏えいを防ぐ工事を3月末までに完了させる。東電が16日、同原発で行われた県廃炉安全監視協議会の視察で進捗(しんちょく)状況を説明した。
 東電によると、汚染水を保管する地上タンク群は同原発敷地内に26カ所あり、11カ所で作業が完了している。せきはコンクリートをつなぎ合わせて増設していくため、基礎部分に溝ができる。接合部を樹脂製シールで止水しても、水漏れが起きる場合があり、対策が不十分だった。伸縮性のあるウレタン樹脂で内側を覆うことで、ひび割れが起きても水漏れを防止することができるという。
 昨年12月以降、地上タンクのせきから水漏れが多発していることを受け、県廃炉安全監視協議会は16日、「G4南」「G6北」と呼ばれるタンク群を視察した。視察後、菅野信志県原子力安全対策課主幹は「早急に工事を終え、再発防止に努めてほしい」と要望した。
 協議会は、4号機の使用済み燃料プールの燃料取り出し作業も視察した。同号機の燃料1533体のうち16日現在、東電は198体の取り出しを完了している。このうち176体を共用プールへ移した。

カテゴリー:福島第一原発事故

「福島第一原発事故」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧