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今を生きる 楢葉町民に元気お届け 双葉、いわき 友情の音色 1日、仮設3カ所で演奏会

コンサートに向けて張り切る平三小吹奏楽部のメンバー

■平三小吹奏楽部
 いわき市の平三小吹奏楽部は2月1日、東京電力福島第一原発事故で市内に避難している楢葉町民を励ますアンサンブルコンサートを市内の仮設住宅3カ所で催す。同部には同町をはじめとする双葉郡の児童が所属しており、市内出身の子どもと友情を育みながら演奏している。避難生活を送る町民に元気を届ける。

 コンサートは顧問の永井公教諭(49)が企画した。39人の部員の中には双葉郡から避難している児童が楢葉町4人、広野町1人、富岡町1人の計6人いるほか、永井教諭も双葉郡内で教壇に立った経験があるだけに、原発事故後の現状に心を痛めていた。「子どもたちの演奏で避難している人を喜ばせたい」と開催を決めた。
 息の合った演奏を通じて町民と市民が一緒に頑張っていこうというメッセージも届ける。
 同吹奏楽部は平成25年度の全日本吹奏楽コンクール東北大会銀賞、全日本小学校バンドフェスティバル東北大会銀賞など輝かしい成績を残している。コンサートでは「赤とんぼ」「上を向いて歩こう」などおなじみの曲を披露する。
 午前10時半から上荒川仮設住宅第三集会所、午後1時半から高久第十仮設住宅内の「楢葉町サポートセンター空の家」、午後3時から作町一丁目仮設住宅集会所で実施する。
 チューバを担当する芦口まな伽さん(11)=5年=は楢葉町から市内に避難している。平三小に転入した当初は「クラスで孤立したらどうしよう」と不安に思った時期もあったが、学校の仲間や吹奏楽部のメンバーが積極的に声を掛けてくれた。「練習は本当に楽しい。避難している楢葉の人にコンサートを楽しんでもらえたらいいな」と張り切る。
 部長の千葉愛海さん(12)=6年=は「みんなで息を合わせて頑張る。避難している人たちに元気を届けたい」と話している。

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