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吸着剤で放射性物質除去 汚染水対策、来月から現地試験

 東京電力福島第一原発の汚染水対策として東電は、リン酸カルシウムの一種で、「アパタイト」と呼ばれる吸着剤を用いて土壌中のストロンチウム90などの放射性物質を除去する「アパタイト・バリア」の導入を検討する。2月から現地試験を行い、導入の可否を判断する。
 アパタイト・バリアは、米国ワシントン州の核施設「ハンフォード・サイト」で土壌中の放射性物質を吸着するために用いられている手法。近くを流れるコロンビア川の水が汚染されないよう川沿い約760メートルにわたって等間隔で穴を開け、アパタイトを注入している。東電によると、地下水中のストロンチウム90を約9割低減させる効果があるという。
 今月16日に汚染水対策の先進地としてハンフォード・サイトを訪れた赤羽一嘉経済産業副大臣を団長とした政府視察団が同手法に注目し、福島第一原発での導入の可能性を模索していた。
 東電は昨年8月に約300トンの汚染水漏れがあった地上タンクを含む「H4北」エリア近くで導入し、海洋への放射性物質の流出を防ぐ方針。2月から同エリア近くで現地試験を実施し、5月までにストロンチウムの捕集効果を検証する。

カテゴリー:福島第一原発事故

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