東日本大震災アーカイブ

継続的な心のケアを 相馬のNPO、報道機関向けに説明会

あいさつする丹羽理事(左)と米倉センター長

 NPO法人「相双に新しい精神科医療保健福祉システムをつくる会」は14日、相馬市で報道関係者向けに活動説明会を開き、被災者らの継続的な心のケアや、地域の支援の大切さなどを訴えた。
 同NPOは国内外の医療関係者らの支援を受けて発足した。平成24年1月に「相馬広域こころのケアセンターなごみ」を開設し、相馬地方の精神障害者や被災者らを支援している。医療法人が運営する「メンタルクリニックなごみ」が併設されている。
 説明会は同センターで開かれた。同NPOの丹羽真一理事(67)=福島医大会津医療センター精神医学講座特任教授=があいさつし、米倉一磨センター長(40)が仮設住宅訪問やサロン事業などの活動を紹介した。震災から間もなく3年を迎えるが、時間の経過にかかわらず、被災者がストレス障害を起こす懸念があるなどの課題を挙げた。
 津波で長男を亡くし心的外傷後ストレス障害(PTSD)の疑いと診断された同市の女性(72)が担当の女性職員(30)と対談し、同NPOなどが連携した心の健康回復の取り組みを振り返った。
 同NPOはホームページ(http://soso-cocoro.jp/)で活動を紹介し、資金支援などを呼び掛けている。問い合わせは同NPO 電話0244(26)9753へ。