東日本大震災

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マニュアル緊急作成 タンク水位異常時対応

 東京電力福島第一原発の地上タンクの上部から高濃度の汚染水約100トンが漏えいした問題で、東電はタンク水位の上昇などを知らせる警報が鳴った場合の対応マニュアルを緊急作成し、21日から暫定的に運用している。小野明福島第一原発所長が福島民報社の取材に対し明らかにした。
 今回のタンク上部からの汚染水漏れでは、漏えいを確認する約10時間前にタンク内の水位が極めて高いことを知らせる警報が鳴ったが、東電は計器の異常と判断した。その間、別のタンク群に移送するはずだった汚染水が、漏えいしたタンクに流れ込んでいた。
 昨年8月にタンクから約300トンの汚染水が漏れた際にはタンクの底板部から漏れていたことが後日、判明している。東電はこれまで水位計の警報作動時のマニュアルを作成していなかった。小野所長は「水位が下がることばかり警戒し、水位上昇時の対応は不十分だった」と述べた。

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