東日本大震災

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常磐道広野-富岡が再開通 旧警戒区域で初 双葉郡復旧に弾み

再開通式の後、常磐道の常磐富岡ICを折り返し広野ICへ向かう関係者の車両

 東日本大震災、東京電力福島第一原発事故以降、通行止めになっていた常磐自動車道広野-常磐富岡インターチェンジ(IC)間の16・4キロは22日、約3年ぶりに再開通した。旧警戒区域で高速道が通行可能になったのは初めて。渋滞緩和により双葉郡の復旧に弾みがつき、一時帰宅する避難者の負担軽減にもつながると期待される。太田昭宏国土交通相は広野IC付近の本線上で行われた再開通式で、工事区間の早期開通に全力を挙げる考えを強調した。
 東日本高速道路によると、広野、富岡両町間の移動時間は、6号国道を利用した場合が29分となっている。広野-常磐富岡IC間の再開通により、所要時間は14分に短縮される。
 福島第一原発の廃炉や双葉郡の復旧・復興作業、除染など関連業者の通行で6号国道や広野IC周辺は朝夕を中心に混み合う。6号国道の通過車両が常磐道に流れることで、混雑緩和が見込まれる。双葉郡の産業復興に向け、首都圏方面への物流体制も強化される。
 両IC間は震災で路面に亀裂が入り、原発事故による避難区域にも含まれたため、通行できない状態が続いていた。東日本高速道路が約50億円を投じ、地震で崩落したのり面や亀裂が入った路面の修復の他、原発事故に伴う除染作業に当たってきた。

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