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「福島第一原発」 避難者「廃炉早く」 汚染水処理に不安

新聞で廃炉作業を伝える記事を読む鎌田トシ子さん(右)。左は夫の益美さん

■双葉からいわきに避難 鎌田トシ子さん78 「それでも再び元の町に戻る日を信じている」

 双葉町から避難し、いわき市の借り上げ住宅に暮らす無職鎌田トシ子さん(78)は、夫で元教師の益実さん(82)と共に古里を思い起こし、「廃炉作業は難しいことと思うが、安全に進めてほしい」と話す。町内には自宅のほか、海岸線などの名勝など思い出の場所が数多くある。

 トシ子さんは、理科が専門だった益実さんから放射線の説明を受けながら報道を見ており、廃炉作業では特に汚染水処理をどうするのか不安を覚えている。「チェルノブイリ原発事故は現在でも作業が続いている。福島は、どのくらいかかるのか...」と汚染水漏れを伝える新聞に目を落とした。

 廃炉に伴う施設内のがれきや汚染土壌をどのように処理していくのかも不透明だと感じる。それでも再び元の「双葉町」に戻る日を信じている。「世界各国の専門家が福島原発に集まって、研究を重ねていかなければならない。国や県はもっと住民に情報を分かりやすく伝えてほしい」と注文した。

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