東日本大震災

「震災から3年」アーカイブ

  • Check

「福島第一原発」 漁業者不安消えず 汚染水対策の地下水バイパス

 東京電力は福島第一原発の汚染水対策として、汚染される前の地下水をくみ上げ、海洋に放出する「地下水バイパス」の稼働を目指している。ただ、漁業関係者を中心に懸念が強いことから、開始時期のめどは立っていない。

 地下水バイパス計画は、増え続ける汚染水を減らすため、東電が示した緊急対策の一つ。国は3日、地下水を放出する際の放射性物質濃度について、現行より厳しい基準を適用する方針を全漁連に示した。国が責任を持って取り組む姿勢をあらためて強調した形だ。

 本県沖では原発事故以降、本格的な漁を自粛している。魚種と海域を絞った試験操業を続ける本県の漁業者からは「消費者の理解を得られるのか」と懸念する声が上がる。いわき市漁協の矢吹正一組合長は「多くの漁業者は(地下水バイパスの)有用性を理解しているが、汚染水漏れなど相次ぐトラブルが不安をかき立てている。国が責任を持って漁業者を守るという確約が必要だ」と訴える。

カテゴリー:震災から3年

「震災から3年」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧