「避難区域再編・解除」 生活再建進まず
東京電力福島第一原発事故に伴い、原発の周辺町村など県内11市町村に避難指示が出されたまま事故発生から3年を迎える。仮設住宅での暮らしは精神的負担が大きく、避難先での生活再建も思うように進まない。一方、避難指示解除準備区域を持つ田村市都路町の避難指示は4月1日に解除となる。解除目標を設定する自治体もあるなど帰還に向けた新たな動きが出始めている。ただ、事故前の生活に戻るには課題が多く、放射線管理や社会基盤整備といった生活環境の充実が欠かせない。
(カテゴリー:震災から3年)