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「避難区域再編・解除」 若い世代のため雇用確保に努力 川内

 川内村の帰村者は昨年10月、初めて5割を超えた。50歳以上の帰村率は64・2%と比較的高いが、50歳未満は31・6%と低調で、若い世代の帰還が古里復興の課題になっている。

 村が平成24年2月に実施した調査では、帰村しない考えを示した村民の主な理由が「放射線が怖い」「医療や生活環境への不安」「仕事がない」などだった。

 村は若い世代の帰還を促すため、雇用の場の確保に向けて企業誘致に取り組んでいる。震災と原発事故前から名乗りを上げていた菊池製作所をはじめ、四季工房、コドモエナジーが進出した。さらに数社から問い合わせがあるという。

 浜通りの医療機関が再開する見通しが立たないため、村は村内唯一の医療機関となる村立診療所の環境整備に力を入れている。既存の内科と歯科に加え、新たに眼科、整形外科、心療内科、胃カメラ専門の消化器内科で診察を始めた。さらに復興支援バスを運行させるなど住民の利便性向上を図っている。

 村の仮設住宅は郡山市といわき市にある。村民の一人は「病院、スーパー、高校などが身近にある都市部の便利な生活に慣れてしまった」と話し、若い世代の帰村が進まない理由の一つに上げた。

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