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「被災地は今」 6町村「仮の町」計画 双葉郡など 懸命に絆維持

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴い、富岡、大熊、双葉、浪江、葛尾、飯舘の6町村は「町外(町内)コミュニティー(仮の町)」構想を計画している。仮設住宅のある複数の市町村を受け入れ先とするケースが多く、住民同士の絆の維持を最重要課題と位置付けている。

■11月、郡山で入居開始 富岡
 富岡町は平成24年9月に策定した町災害復興計画(第1次)で、町の拠点として町内の低線量地区、いわき、郡山の3カ所を位置付けた。その後、仮設住宅がある大玉、三春の両町村を加えた。災害公営住宅建設は、いわきで市内5地区の整備に向けて協議を開始。郡山市日和田地区では今年11月に入居が始まる予定だ。

 大玉、三春の両町村では、富岡町が両町村と協定を締結、平成27年度に入居開始となる方向だ。

■若松、いわきを拠点に 大熊
 大熊町は役場機能や住居などを一カ所に集中させる町外コミュニティーを構築するのは現実的に難しいとの立場から、避難拠点の会津若松市、最も多くの町民が暮らすいわき市など主要避難先を中心に町民同士の絆を維持する施策を続けていく考え。

 各地の災害公営住宅の入居状況や町民の生活実態などを踏まえ、役場出張所や連絡事務所から町の情報を提供したり、交流イベントを開いたりする。

■いわきや郡山で推進 双葉
 双葉町は、町外コミュニティーの拠点となる災害公営住宅整備を県内で避難者数が多いいわき、郡山、南相馬、白河の4市で進めるよう県に求めている。役場機能本体が置かれ、4月に町立学校が再開する、いわき市南部を拠点の中心とし、住宅の他に診療所や店舗、農園、イベントを開く広場などを併設する予定。

■二本松の候補地決定 浪江
 浪江町は平成24年10月に策定した町復興計画(第1次)で町外コミュニティー(仮の町)の設置場所についていわき、二本松、南相馬の3市とした。

 災害公営住宅の建設に関し、いわきでは町と市が市内5地区で整備に向けて協議を開始。南相馬では候補地を2カ所に選定した。二本松は市内油井地区に候補地が決定しており、27年度の入居開始を目指している。

■役場機能置く三春に 葛尾
 葛尾村は役場機能を置いている三春町に長期避難者向けの災害公営住宅125戸を建設する。町内の民有地を村が取得し、造成する。帰還困難区域の野行地区、居住制限区域の広谷地地区北部の住民、全村の子育て世帯が入居対象となる。平成27年度の早い時期の入居を目指す。

■福島に子育て世帯用 飯舘
 飯舘村は福島市飯野町に子育て世帯対象の災害公営住宅を建設している。周辺には村出張所や仮設飯舘中があり、村外コミュニティーの拠点とする。

 約8500平方メートルの敷地に23戸の住宅を建て、9月に入居を始める。その他にも福島市街地周辺と川俣町、南相馬市に合わせて約140戸の災害公営住宅の建設を進めている。

カテゴリー:震災から3年

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