東日本大震災

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動物の犠牲増やさない 原発周辺の犬、猫に不妊手術 白河の医院

犬や猫の不妊去勢手術を専門とする「フクシマスペイクリニック」

 白河市高山の「フクシマスペイクリニック」は、東京電力福島第一原発事故により原発から半径20キロ圏内や周辺地域に取り残された犬と猫の不妊去勢手術に取り組んでいる。
 同クリニックは神戸市が本部の民間非営利団体・アニマルレスキューシステム基金が平成24年9月に不妊去勢手術専門の動物病院として開設した。同基金によると、阪神大震災の後、野良犬や野良猫が出産を繰り返して数が増え、殺処分せざるを得なかったという。その教訓を福島で生かしたい-と、開院した。
 ボランティアが、取り残された野良犬や野良猫を保護し、同クリニックに連れてくる。獣医師が常駐しないため、主に県外の獣医師が土曜日や日曜日などに手術に当たる。費用はボランティアから協力金として受け取るだけという。
 先月中旬には、米国の動物保護団体「HSUS」が実施した世界規模の無料手術キャンペーンに参加し、獣医師遠藤文枝さん(50)=静岡県伊豆の国市=が執刀した。記録的な大雪に見舞われたため、手術できた動物は少なかった。遠藤さんは「多くの獣医師のサポートが欲しい」と語った。基金代表の山崎ひろさん(45)は「動物の犠牲を増やしたくない」と話している。問い合わせは同クリニック 電話0248(21)9391へ。

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