東日本大震災

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ALPSに異常 3系統全て処理停止 第一原発

 東京電力は18日、福島第一原発の汚染水から大半の放射性物質を取り除く「多核種除去設備(ALPS)」の1系統で放射性物質の除去能力が低下したとみられる異常が見つかり、3系統全ての処理を停止したと発表した。
 1系統の出口で17日に採取した水から、ベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり1100万~1400万ベクレルと高濃度で検出された。東電によると、通常、処理後の水は放射性物質が取り除かれるため、数百ベクレル程度に下がるという。東電は念のため残りの2系統も合わせて止めて原因を調べている。
 ALPSはトリチウムを除く62種類の放射性物質を除去でき、3系統がフル稼働すると1日約750トンの汚染水が処理できるとされる。東電は2月12日から初めて3系統同時の処理運転を開始、4月以降の本格稼働を目指している。
 10月には3系統から6系統に増設し、政府が設置する高性能ALPSと合わせ1日当たりの処理量を最大で2000トンまで向上させる計画だが、相次ぐトラブルで先行きは不透明となっている。

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