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経産相、厳正な排水強調 地下水バイパス計画で県漁連と意見交換

意見交換で県漁連の要望に理解を示す茂木経産相(手前左から2人目)

 茂木敏充経済産業相は30日の県漁連との意見交換で、地下水バイパス計画受け入れに向け県漁連が25日に提出した排水ルールの厳守や安全性の情報発信などの要望内容に理解を示し、「福島の漁業者の立場に立って取り組みたい」と厳正な排水を誓った。
 茂木経産相が来訪し同計画について本県漁業者と意見を交わすのは初めて。冒頭のあいさつや質疑応答で「苦渋の決断を尊重し、最大限の努力をしたい」などと県漁連の計画容認の姿勢に謝意を示しながら、「地下水の放出に際しては第三者機関による水質検査や国の職員が立ち会う」と強調した。
 野崎哲県漁連会長らが「受け入れ条件」などをあらためて伝え、トラブルなく計画を実施するよう求めた。
 意見交換で野崎会長は「福島第一原発の事故収束作業現場では、同じ地域の住民も頑張っている。大きな事故が起きないようにしてほしい」と望んだ。佐藤弘行相馬双葉漁協組合長は「人の作業に100%完全なものはない。東電任せにせずしっかり監視、対応に当たってほしい」と求め、矢吹正一いわき市漁協組合長は「漁業者生命が断ち切られる恐れがある選択。重く受け止めてほしい」と要望した。他の出席者からは「多核種除去設備(ALPS)の処理水放出は認めない」「大事な問題はもっと早く漁業者に説明すべき」などの声が出た。
 会合後、野崎会長は「大臣から力強い言葉をもらった。地下水バイパス計画は運用方法を守ってもらえると思う」と語った。佐藤組合長は「漁業者の声を重んじようとする姿勢を感じた」と述べ、矢吹組合長は「責任ある『一家のあるじ』が来て話をしたことは意義がある」と受け止めた。

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