東日本大震災アーカイブ

兄弟が集まり帰村誓い合う 飯舘から避難の大沢さんら福島で

「帰村まで頑張ろう」とあいさつする久保内さん(中央)と大沢さん(右)

 飯舘村・飯樋地区から避難し、福島市で生活を続ける大沢丈巳さん(73)らの「兄弟会」は5日、福島市飯坂町の旅館新亀で開かれた。
 福島市内の借り上げ住宅などで避難生活を送る大沢さんの兄弟、家族ら14人が集まった。大沢さんは8人兄弟の5番目で、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故が起きるまで、村で医療機器販売会社を営んでいた。原発事故の発生後、村全域が計画的避難区域となりその後、飯樋地区は避難指示解除準備区域に再編された。
 住み慣れた土地を離れ、福島市方木田に会社の営業所を構え、企業活動を続けている。月に3回、自宅と会社の手入れのため村を訪れている。除染の見通しが分からないため、帰村の時期は不透明だ。
 会の初めに、大沢さんの義兄で元副村長の久保内亨さん(85)が「出口の見えない長く苦しい生活が続いているが、頑張ろう」とあいさつ。会場に「帰村まで元気でがんばろう!」の垂れ幕も掲げた。
 参加した家族らは震災時の様子や互いの避難生活の近況を語り、帰村を誓い合った。

カテゴリー:福島第一原発事故