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高濃度汚染水203トン誤送 第一原発焼却工作建屋地下に

仮設ポンプを操作する分電盤=14日、プロセス主建屋

 東京電力は14日、福島第一原発の汚染水処理で、使う予定のない仮設ポンプ4台が動き、本来移送されるはずのない焼却工作建屋の地下に汚染水約203トンが流れ込んだと発表した。汚染水には放射性セシウムが1リットル当たり3700万ベクレル含まれていたが、東電は「地下に外部との貫通部はなく、建屋外への流出はない」としている。作業関係者が故意にポンプを操作した可能性を含め、原因を調査している。
 東電によると、11日にタービン建屋の汚染水の一時的な移送先であるプロセス主建屋の水位が下がったため、12日に調査を開始した。13日午後5時ごろ、仮設ポンプが動いているのが分かり、稼働を停止した。同午後9時ごろ、社員が焼却工作建屋に汚染水がたまっているのを発見した。
 今回作動した仮設ポンプは焼却工作建屋と隣接するプロセス主建屋に2台ずつあり、平成23年6月に緊急時の汚染水移送用に設置されていた。ポンプを操作する分電盤はそれぞれの建屋内にある。建屋は自由に立ち入りでき、分電盤に鍵は掛かっていなかった。東電は仮設ポンプを使用して焼却工作建屋から汚染水の移送を続けるとともに、今後は分電盤の施錠を管理する。
 これまでの建屋の管理について東電は「十分ではなかった。調査を進め、対策を検討したい」としている。

カテゴリー:福島第一原発事故

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