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農林業線量高く 年間被ばく政府推計

 政府は18日、東京電力福島第一原発事故に伴う避難住民の帰還に向け、田村市都路町、川内村、飯舘村で実施した個人被ばく線量実態調査の最終結果を発表した。個人線量計による測定値などから、生活パターンごとに年間被ばく線量を推計した結果、推計値は屋外で過ごす農業、林業を営む人が高く、室内での生活が長い高齢者や教職員・事務職員が低かった。
 政府が避難指示解除を目指し26日から長期宿泊を認める川内村の避難指示解除準備区域の農家の場合、年間の推計被ばく線量は年間3ミリシーベルト。一日に避難指示が解除された都路地区の教職員・事務職員、高齢者が同0.6~0.8ミリシーベルト、除染が終わっていない飯舘村の居住制限区域の林業従事者は同17.0ミリシーベルトだった。
 今回示された30の生活パターンではいずれも、国が住民帰還の基準とする年20ミリシーベルトを下回った。しかし、川内、飯舘両村では、除染の長期目標に掲げる年一ミリシーベルトを超えた。
 政府は、今回の調査地域である山間部での個人被ばく線量は、空間線量の7割になる傾向を確認したとした。空間線量よりも低くなる理由について、政府は「人体による遮蔽(しゃへい)効果」としている。

カテゴリー:福島第一原発事故

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