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第一原発敷地内舗装とバイパス併用で地下水流入を半減 対策委作業部会が報告

 東京電力福島第一原発の汚染水問題で、政府の汚染水処理対策委員会の作業部会は原発敷地内の「広域的なフェーシング(表面舗装)」と、地下水バイパスの併用により、3年半で原発建屋内への地下水流入量を1日当たり200トンに半減できるとの検討結果をまとめた。28日、経済産業省で開かれた委員会の会合で報告し、おおむね了承された。東電の実施計画に反映される見通し。作業部会は、流入量を半減するには1・45平方キロ程度の舗装が必要と分析した。ただ、表面舗装だけでは流入抑制の効果が出るのに9年かかるとみられる。このため、地下水バイパスと組み合わせて時間を短縮すべきとした。さらに、流入量をできるだけ早く減らすため、平成26年度中に舗装を完了させるとの目標も示した。
 ただし報告では、「(汚染水対策には)サブドレン復旧・凍土遮水壁の構築を最優先で実施すべきことが再確認された」とも結論付けた。
 表面舗装は、政府の原子力災害対策本部が昨年末に決定した追加対策に盛り込まれた。流入している地下水のほとんどが敷地内に降った雨水とみられるためで、より具体的な手法を検討していた。また、会合では、凍土遮水壁とトリチウム、高性能多核種除去設備に関する各有識者作業部会の検討状況などが報告された。オブザーバーとして出席した県の高坂潔原子力専門員は「県として凍土遮水壁に期待している。できるだけ早く着工してほしい」と求めた。

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