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今を生きる 67歳、介護福祉士に合格 避難先で一念発起 次の目標はケアマネ

合格証書を手にする鈴木さん

■富岡から福島にグループホームなど運営 ユアライフ施設長 鈴木康弘さん

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で、富岡町から福島市に避難し、グループホームなどを運営しているユアライフ施設長の鈴木康弘さん(67)は、介護福祉士国家試験に合格した。合格者のうち60代が占める割合はわずか2・5%で、資格取得を契機に、施設のさらなる充実を誓っている。
 震災後、鈴木さんは認知症の利用者や職員とともに川内村のそば店や福島市のアパートなど県内各地での避難生活を強いられた。この間、介護福祉士の資格を持つ職員が相次いで退職したため、一念発起して試験に臨んだ。
 介護福祉士は、身体、精神障害者の介護を行い、介護に関する指導や計画作成ができる。試験は年1回行われ、前年の試験は2点足りずに涙をのんだ。3度目の挑戦での朗報に、「(震災などから)ようやく落ち着き、本腰を入れて勉強したかいがあった」と喜んでいる。 鈴木さんの次の目標はケアマネジャーの資格取得だ。「合格率20%前後の難関だが、何とか合格し、職員に範を示したい」と意気込んでいる。

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