東日本大震災

2014年5月アーカイブ

首相、本県の現状に理解 医大や仮設住宅、除染現場視察

甲状腺検査の様子を視察する安倍首相(左から3人目)。左から森担当相、根本復興相。右から阿部センター長、菊地理事長、山下副学長=福島医大
 17日に来県した安倍晋三首相は福島市の福島医大や仮設住宅、桑折町の除染現場などを訪れ、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響が色濃く残る本県の現状に理解を深めた。 ■「健康状態、他県と同様」  安倍首相は福島市の福島医大で、全県民を対象に...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

被災者の心のケア情報交換 福島で学会 「職員の15%うつ病」発表も

福島医大のグループがまとめた発表を見る関係者
 日本トラウマティック・ストレス学会は17、18の両日、福島市の福島グリーンパレスで開かれている。全国から約400人が参加し「こころのケアの未来~荒廃から新生への道標として」をテーマに、被災者らの心のケアについて情報交換している。  毎年開いており...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

スポーツで子ども健全育成 郡山復興シンポ

ゲストスピーチに登場した岩崎さん(左)と寺川さん
 日本政策投資銀行主催の「福島復興シンポジウム」は17日、郡山市の郡山ビューホテルで開かれ、スポーツを通じた県内の子どもの健全育成などについて理解を深めた。  ゼビオの共催。「元気で健やかな子どもの成長を見守る社会の実現に向けて」が全体のテーマで、...[記事全文

"赤い宝石"たわわ 福島でハウスサクランボ収穫始まる

真っ赤に色づいたサクランボを収穫する樅山さん
 福島市飯坂町平野の農業樅山(もみやま)清志さん(44)方でハウスサクランボの収穫が始まった。  樅山さんは15年前からハウスサクランボの栽培に取り組み、約5アールのハウス内で佐藤錦を中心に高砂や香夏錦を30本ほど栽培している。枝には赤く輝く宝石の...[記事全文

ふくしま農業PRサポーターにフラガール 全農県本部が任命

任命式に出席した(左から)佐久間レジャーリゾート事業本部長、難波さん、松本さん、本田県本部長
 本県産の農畜産物の風評払拭(ふっしょく)に向け、全農県本部は17日、いわき市にあるスパリゾートハワイアンズのダンシングチーム「フラガール」の37人全員を「ふくしま農業PRサポーター」に任命した。昨年度に続き2回目。  任命式は郡山市の全農県本部農...[記事全文

4年ぶり古里で歓声 都路の岩井沢小が運動会 青空の下、児童元気に

全校リレーで校庭を力走する児童
 東京電力福島第一原発事故に伴い、移転し、4月に本校に戻った田村市都路町の岩井沢小で17日、地元では4年ぶりとなる運動会が開かれた。全校児童29人が家族や地域住民の声援を受け、校庭を元気に駆け回った。  時折、強風が吹いたものの、青空の下で19のプ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

きれいに浮かび上がるかな 相馬で田んぼアート開始

「田んぼアート」完成を願い手作業で苗を植える参加者
 東日本大震災の津波で被災し、今年から稲作を再開する相馬市岩子の水田で「田んぼアート」活動が始まった。17日、現地で田植えワークショップが開かれた。  NPO有形デザイン機構、NPO野馬土、浜通り農民連などでつくる実行委員会が被災地復興の機運を盛り...[記事全文

放射線 放射性物質 Q&A 放射線被ばくによる消化器症状は

 放射線被ばくによって下痢や吐き気といった消化器症状が起こることがあると聞きましたが、本当でしょうか。 【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー長崎大教授 高村昇さん ■一定線量以上で出現県民は発症しない  広島や長崎の原爆被爆者のうち、爆心地か...[記事全文

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

【緊急速報メール】県内全市町村導入へ 職員確保が課題 予備電源の整備進まず

 災害発生時の避難情報などを携帯電話に一斉配信する緊急速報メール(エリアメール)が平成26年度中に田村、川俣、下郷、飯舘の4市町村で導入される見通しになり、東日本大震災から3年が過ぎてようやく県内全市町村で整う。ただ、対応する職員や停電時の予備電源の...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

本紙「ベクレルの嘆き」が受賞 農業ジャーナリスト賞

農業ジャーナリスト賞を受けた連載「ベクレルの嘆き 放射線との戦い」(第3部未知への挑戦)
 農林水産業や食料問題、農山漁村の地域問題などに関する優れた報道を表彰する第29回農業ジャーナリスト賞に、福島民報社の連載「ベクレルの嘆き 放射線との戦い」(第3部未知への挑戦)が選ばれた。16日、主催する農政ジャーナリストの会が発表した。東京電力福...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

中間貯蔵施設、国の補償方針判明

■用地価格は事故前8~9割か  東京電力福島第1原発事故に伴う除染廃棄物を保管する国の中間貯蔵施設をめぐり、環境省と復興庁が地元住民に提示する用地買収の補償方針の概要が16日判明した。建設候補地は汚染が深刻な帰還困難区域で土地の使用再開の見通しが立た...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

凍土壁試験を公開 第一原発

 経済産業省とゼネコン大手の鹿島は16日、東京電力福島第一原発の汚染水対策として、地中を凍らせ地下水が建屋に流れ込むのを防ぐ「凍土遮水壁」の実証試験を初めて公開した。凍土の内側で新たな地下水の流入は見られず、東電は「遮水効果は確認できた」と強調した。...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

「地中の温度は安定」 第一原発の試験公開

 16日に行われた東京電力福島第一原発構内の凍土遮水壁の実証試験公開で、課題として指摘されてきた凍土壁の夏場の温度管理について、東電の担当者は「年間を通じて地中の温度は安定している」と説明し、効果が落ちる懸念はないとの認識を明らかにした。しかし、その...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

自慢の田んぼ「命」吹き込む 夫婦二人三脚希望の田植え

原発事故後、初の田植えに臨んだ松本さん
■浪江の農業 松本清人さん(75)  浪江町の営農再開に向けて16日、東京電力福島第一原発事故後、初の田植えに臨んだ同町酒田の松本清人さん(75)は避難先の川俣町から通い、この日のために準備を進めてきた。久しぶりによみがえった水田を見詰め、「浪江の農...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

楢葉沖の洋上風力発電所を視察 来県中のケネディ駐日大使

「チャイルドハウスふくまる」を訪れ、四倉保育所の子どもたちから花束を受けるケネディ大使(前列中央左)と長男のジョン・シュロスバーグさん(同中央右)
 就任後初めて本県を訪れたキャロライン・ケネディ駐日米大使は15日、いわき市四倉町の被災児復興支援施設「チャイルドハウスふくまる」を訪れ、東日本大震災で被災した本県の子育ての現状に理解を深めた。  市内四倉町の四倉保育所の幼児約30人が日米の国旗を振...[記事全文

線路の移設復旧始まる 震災で被害のJR常磐線

 東日本大震災で受けた被害復旧に伴い内陸側に移設されるJR常磐線の駒ケ嶺(新地町)-浜吉田駅(宮城県亘理町)間の14・6キロ区間について、JR東日本は移設復旧の本体工事を始めた。15日、新地町などの建設工事現場を報道陣に公開した。  本県側では津波で...[記事全文

楢葉町が地域防災計画策定 原子力施設監視委を来月にも設置へ

 楢葉町は15日、東京電力福島第一原発の廃炉作業の監視などに当たる組織設置を盛り込んだ町地域防災計画を策定した。町原子力施設監視委員会(仮称)を6月にも設置する方針。  監視委は、町地域防災計画原子力災害対策編の見直しに対する第三者提言機関・町原子力...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

楢葉町民が管理業務を監視 除染廃棄物仮置き場で月1回

仮置き場内の温度などをチェックする松本さん(右から2人目)
 楢葉町民による除染廃棄物仮置き場の監視が15日、始まった。環境省による各種の測定業務に、仮置き場近くの町民が同行し、結果を確認する取り組みで、1カ月に1回、継続して行う。  町内下小塙仮置き場では、行政区長の松本哲雄さん(66)ら3人が立ち会った。...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

弘前大が浪江町民対象に調査 放射線意識調査

 二本松市の浪江町役場二本松事務所に復興支援室を置く弘前大は、東京電力福島第一原発事故で避難している浪江町の全町民を対象とした放射線意識調査を行う。内外部被ばくなどの不安を聞き取り、帰還に向けた不安解消に役立てる。15日に町役場二本松事務所で開いた会...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

本県復興を支援 ケネディ大使、第一原発視察

東京電力福島第一原発視察後、Jヴィレッジに戻るケネディ駐日米大使(中央)ら。後方は長男のジョン・シュロスバーグさん
 キャロライン・ケネディ駐日米大使は14日、就任後初めて本県を訪れ、東京電力福島第一原発を視察した。汚染水問題解決への協力や本県復興への支援を惜しまない姿勢をあらためて示した。  大使は、東電の担当者の説明を受けながら、4号機使用済み核燃料プールから...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

21日にも海洋放出 第一原発地下水バイパス

 東京電力福島第一原発敷地でくみ上げた汚染されていない地下水を海洋放出する「地下水バイパス」計画で、東電は21日にも、地下水を初めて海に放出する。今週中に水質の詳細分析の結果が公表される見通しで、県や県漁連などと協議の上、放出を決める。  東電によ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

国有化選択肢に県が検討 中間貯蔵

 東京電力福島第一原発事故で発生した除染廃棄物を搬入する中間貯蔵施設の用地の取り扱いについて、県は地権者の愛郷心が尊重され、施設が最終処分場とならないことが担保された場合、国有化も選択肢の一つとして検討する。内堀雅雄副知事が13日の知事定例記者会見で...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

今を生きる 小高再生共に 若者に働く場 復興支援拠点あす設立 織物業復活も目指す

事業開始を控えた事務所前で古里復興への決意を新たにする和田さん
■南相馬出身の会社社長和田智行さん 37  「震災前より素晴らしい古里を取り戻す」。東京電力福島第一原発事故で避難区域になっている南相馬市小高区出身の和田智行さん(37)は15日、地域の復興を支援する拠点施設「小高ワーカーズベース」を同区に設立する。...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

風評助長、容認できず 美味しんぼ問題 県が反論「県民深く傷つける」

 小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」に掲載された漫画「美味(おい)しんぼ」で、東京電力福島第一原発を訪れた主人公らが原因不明の鼻血を出したり、登場人物が「今の福島に住んではいけない」と発言したりする描写が掲載されたことについて、県は12日、「本...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

復興再生計画変更を 将来像の明示、除染方針明確化求める

 佐藤雄平知事は12日、東京電力福島第一原発事故に伴い避難区域が設定された12市町村を対象とした国の「避難解除等区域復興再生計画」の変更を安倍晋三首相に申し出た。福島復興再生特措法に基づく申し出で、避難地域の将来像の明示や除染方針の明確化など被災住民...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

トリチウム8000ベクレル検出 第一原発、3号機海側の地下水

 東京電力は12日、福島第一原発3号機の海側で7日に採取した地下水から、これまでの最高値の3倍超となる1リットル当たり8000ベクレルのトリチウムが検出されたと発表した。  東電によると、この井戸のこれまでの最高値は同2600ベクレル(4月30日測定...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

震災犠牲者思い写仏画 いわきの教室受講生 若松の古民家に展示

自らと受講生の作品を展示している若松さん(右)と館主の大平さん
 仏の絵を写す「写仏画」に取り組むいわき市の教室受講生らの作品展は12日、会津若松市大戸町大川甲のギャラリー「青冬蔵(そよごのくら」で始まった。震災犠牲者の供養の気持ちなどを込めて描いた作品が並ぶ。  NPO法人曼荼羅(まんだら)祈り写仏の会講師でい...[記事全文

女子プロレスで元気に 大熊町民住む若松で5選手

仮設住宅の駐車場で繰り広げられたファイトあふれる試合
 東日本大震災や東京電力福島第一原発事故の避難者を元気づけようと、女子プロレスの試合が11日、大熊町民が暮らす会津若松市一箕町の長原仮設住宅で行われた。  埼玉県を拠点とする女子プロレスの「アイスリボン」が本県で初めて開催した。住民ら約50人が詰め掛...[記事全文

「ヨガジー」しのび音楽会 南相馬で奉仕活動・故山城賢治さん

「ヨガジー」をしのび、約100人が駆け付けた追悼コンサート
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の発生後に南相馬市を訪れ、仮設住宅などでヨガ教室を開くなどボランティア活動に尽力し、2月の大雪による事故で亡くなった山城賢治さんの追悼コンサートは11日、同市原町区の岩屋寺で開かれた。  山城さんの姉で、音楽活...[記事全文

「ヒマワリ里親」になろう 坂下でボランティア募集

昨年、町内で花を咲かせたヒマワリ
 会津坂下町まちづくりセンターは「福島ひまわり里親プロジェクト」に参加するボランティアを募集している。  プロジェクトは、全国の里親に育ててもらったヒマワリの種子を県内各地に配布し、復興のシンボルとしてヒマワリの花を咲かせる取り組みで、センターは昨年...[記事全文

埼玉から教育旅行を 佐藤知事、市町村長会議で講演

教育旅行などでの本県訪問を呼び掛ける佐藤知事
 佐藤雄平知事は12日、東日本大震災からの早期復興と風評払拭(ふっしょく)を後押しする「福島応援キャンペーン」を展開している埼玉県を訪れ、教育旅行などでの本県訪問を呼び掛けた。  佐藤知事は、さいたま市で開かれた埼玉県市町村長会議に招かれた。同県の市...[記事全文

川俣町40年ぶり企業誘致 野菜苗生産販売最大手ベルグアース

立地協定を交わす古川町長(左)と山口社長
 野菜苗生産販売の最大手ベルグアース(本社・愛媛県宇和島市)は12日、川俣町羽田に子会社「ベルグ福島」を設立し、来年4月から操業を開始すると発表した。人工光と太陽光を利用した屋内の苗生産施設を整備し、東日本の拠点とする。  町が企業誘致に成功したのは...[記事全文

放射性物質測定で協定 川内村と原子力安全協、運用を開始

協定書を交わし握手する遠藤村長(右)と矢川理事長
 土壌や焼却灰などの放射性物質を測定するゲルマニウム半導体検出器の運用などで連携する川内村と原子力安全研究協会の協定書締結式は12日、村役場で行われ、同日から検出器の運用が始まった。遠藤雄幸村長が「村民の帰還へ不安を払拭(ふっしょく)するために検出器...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

識者の目 廃炉解決の拠点に 福島大特任教授 清水修二さん

■福島第二原発の活用や課題  県民が県内の原発全基廃炉を求める中、政府と東京電力は福島第二原発の廃炉について明言していない。第二原発をめぐる活用の可能性や今後の展望について、清水修二福島大特任教授(65)に聞いた。  −県民は福島第二原発の廃炉を求め...[記事全文

カテゴリー:震災から3年2カ月

復興クローズアップ 福島空港メガソーラー 住宅330世帯相当

30種類の太陽光パネルがそろうソーラーパーク
 県などが「再生可能エネルギー先駆けの地」を目指す本県の象徴として、福島空港に建設を進めていたメガソーラーが4月、完成した。  約2ヘクタールの敷地に空港北発電所とソーラーパーク、追尾式太陽光発電システム、空港南発電所を整備。30種類の太陽光パネルを...[記事全文

カテゴリー:震災から3年2カ月

放射線量横ばい 4月10日〜5月9日

 県が発表している4月10日から5月9日までの県内10カ所の放射線量測定値の推移は【表】の通り。各地点ともほぼ横ばいで推移している。県や文部科学省などは県内各地の詳細な測定値をホームページで公表している。...[記事全文

カテゴリー:震災から3年2カ月

第二原発行く末は 東電、方針示さず 自治体や議会は廃炉要望

冷温停止中の東京電力福島第二原発。東電は1~4号機の今後について明確な方針を示していない
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から11日で3年2カ月となる。事故を起こした福島第一原発1〜6号機(双葉、大熊町)は廃炉作業が続く。一方、震災に伴い冷温停止中の福島第二原発1〜4号機(富岡、楢葉町)の今後は宙に浮いたままだ。県、県議会、双葉郡...[記事全文

カテゴリー:震災から3年2カ月

ドキュメント(2014年4月11日〜5月10日)

■4月13日  ・東京電力は、福島第一原発で放射性物質を含む汚染水が貯蔵されたプラスチックタンクで漏水が見つかったと発表した。東電は漏えい量を最大1トンと見込んでいる ■14日  ・東京電力は、福島第一原発の汚染水処理で、使う予定のない仮設ポンプ4台...[記事全文

カテゴリー:震災から3年2カ月

第一原発 6基全て廃炉決定 東電 対策加速へ社内分社

 東京電力福島第一原発は1〜6号機全ての廃炉が決定しているが、作業は40年に及ぶとみられている。  東電は4月1日、福島第一原発事故への対応に特化した社内分社「福島第一廃炉推進カンパニー」を発足させた。廃炉や汚染水の対策を加速させるため、現場に権限と...[記事全文

カテゴリー:震災から3年2カ月

記者が歩く福島の今 都路のコメ作り 避難指示解除、農家に意欲

田植えを控え、あぜ道整備が進む田村市都路町の田んぼ=1日
 阿武隈山系に広がる静かな農村地帯にトラクターの稼働音が響く。田村市都路町の農業坪井久夫さん(63)は田植えの季節を控え、田のあぜ道を作る作業に忙しい。「消費者の『おいしい』の声が楽しみなんだ」  東京電力福島第一原発事故に伴う同町の避難指示が解除さ...[記事全文

カテゴリー:震災から3年2カ月

廃炉求める住民 あいまいな態度に不安 「事故2度とあってはならない」

荒廃した自宅の写真などを紹介する木幡さん
 東京電力福島第一原発事故により、避難を強いられている双葉郡の住民は福島第二原発の今後を注意深く見守る。原発事故から3年2カ月が過ぎようとする今も明確な方針を示さない東電。福島第二原発は廃炉になるのか、それとも再稼働するのか。住民は不安を募らせる。 ...[記事全文

カテゴリー:震災から3年2カ月

震災から3年2カ月 仮設慰霊塔で祈り 新地のボランティア団体 海岸清掃も

清掃作業の前に、仮設慰霊塔に手を合わせ犠牲者の冥福を祈る参加者
 東日本大震災から3年2カ月となった11日、県内の沿岸部では慰霊碑などに手を合わせ、祈りをささげる姿があった。  新地町の釣師浜海水浴場では地元のボランティア団体「しんちビーチク隊」が清掃に取り組んだ。サーフィンやボディーボードなどを楽しむ有志が震災...[記事全文

住民の意見発信と行動の重要性指摘 ICRP対話集会最終日 南相馬

南相馬の復興に向け意見を出し合ったダイアログセミナー
 国際放射線防護委員会(ICRP)の第8回対話集会「ダイアログセミナー」最終日は11日、南相馬市民文化会館で開かれ、東京電力福島第一原発事故からの復興に向け意見を交わした。住民が積極的に意見を発信し、行動する重要性が指摘された。  前日に続き約100...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

本県の畜産再生祈る 小高で慰霊祭

家畜の冥福を祈った慰霊祭
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で命を落とした家畜の慰霊祭は11日、南相馬市小高区の相馬小高神社で催された。  畜産関係の業務に携わる県職員有志が主催し、約40人が出席した。参列者代表が「亡くなった家畜の冥福と、本県の畜産の再生を祈る」と述べ...[記事全文

楢葉の双葉署臨時庁舎を視察 JCの東京、福島ブロック協議会

双葉署の活動を紹介する渡部署長(左)
 日本青年会議所(JC)関東地区東京ブロック協議会とJC東北地区福島ブロック協議会は10日、楢葉町の道の駅ならは内に臨時庁舎を置く双葉署を視察した。  両協議会から合わせて約60人が参加した。渡部敏久署長が東日本大震災での行方不明者の捜索状況や、東京...[記事全文

農家自ら商品作りを 小泉武夫さん第4回移動塾 只見

農家所得倍増の先進事例などについて語る小泉さん
 発酵学、食文化研究の第一人者で東京農大名誉教授の小泉武夫さん(小野町出身)の「移動塾 天下無敵の食談義」の第4回講演会は10日、只見町の季の郷湯ら里で開かれた。「農家所得倍増論」と題して、全国の先進事例を踏まえ、農産物を使った商品作りやブランド化の...[記事全文

中間貯蔵候補地内に4分の1 双葉、大熊両町の埋蔵文化財

 東京電力福島第一原発事故で出た除染の廃棄物を保管する中間貯蔵施設の候補地として、国が国有化の方針を示している双葉町と大熊町の約16平方キロの範囲に、遺跡など地中に埋まっている埋蔵文化財が計61あることが10日、分かった。2町合わせて254ある埋蔵文...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

県があすにも見解発表 美味しんぼで反論も視野に

 小学館の漫画誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」に掲載された人気漫画「美味(おい)しんぼ」で、東京電力福島第一原発を訪れた主人公らが原因不明の鼻血を出す場面があった問題で、県は12日にも漫画の内容について見解を発表する。反論も視野に入れている。  ...[記事全文

大熊町長、住民票維持を国に要請 中間貯蔵施設の建設候補地で

新藤総務相に要望書を手渡す渡辺町長(左)
 新藤義孝総務相は10日、東京電力福島第一原発事故に伴う除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の建設候補地になっている大熊町の渡辺利綱町長と会談し、建設予定地の町民の住民票維持について要請を受けた。新藤総務相は31日にも始まる住民説明会で、一定の方針を示す...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

南相馬の分断克服探る 国際放射線防護委員会の対話集会

南相馬市の課題を踏まえて意見を出し合う参加者
 東京電力福島第一原発事故を受けた国際放射線防護委員会(ICRP)の対話集会「ダイアログセミナー」は10日、南相馬市民文化会館で始まった。県内各地で開いており、今回が8回目。参加した住民らは、避難区域の設定などで複雑に分断された南相馬市の現状を踏まえ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

東京の2RCが小高を視察

富沢さん(右)から被災地の現状を聞くRCのメンバー
 東京都の東京臨海、東京臨海東両ロータリークラブ(RC)は10日、東日本大震災の津波で被害を受け、東京電力福島第一原発事故に伴う避難区域になっている南相馬市小高区を視察した。  両RCの計24人が訪れた。同区出身で福島市に避難している富沢貞則さん(...[記事全文

観光シンボル完成祝う 桑折の旧伊達郡役所と周辺

旧伊達郡役所をバックにテープカットする亀岡政務官(左から5人目)、高橋町長(同6人目)ら
 東日本大震災で被災した桑折町の国重要文化財・旧伊達郡役所の修理工事と、周辺の景観整備事業が完了し10日、同郡役所前広場で竣工(しゅんこう)式が行われた。  平成21年度から郡役所周辺の景観を良くする事業に着手し、正面の県道・町道約80メートルの電...[記事全文

【県の25年度セシウム検査】野菜・果実全て基準以下 26年度も対象数維持 国は縮小方針 財源確保が課題

 東京電力福島第一原発事故に伴い、県が平成25年度に実施した農林水産物の放射性セシウム検査で、野菜・果実の全てが食品衛生法の基準値(現在は1キロ当たり100ベクレル)以下となった。23年度の検査開始以来、初めて。全食品群でも基準値超の割合が大幅に減少...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

うそ嫌いな夫 果たせぬ約束 「金婚式まで長生きしようね」

■いわき市平薄磯 志賀恒男さん(69)  志賀恒男さんは自宅にいたところ、東日本大震災の津波に流されたとみられている。妻の孟子(たけこ)さん(71)は夜になると恒男さんを思い出す。涙が止まらないときもある。「あの時、一緒に出掛けていれば」。身を切るよ...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

胸詰まる運動会の季節 輝く笑顔まぶたに

■南相馬市原町区萱浜 小西竣君(12)静空さん(9)俊丸さん(63)  南相馬市原町区の会社員小西康弘さん(40)は東日本大震災の津波で、長男・竣(しゅん)君、長女・静空(しずく)さん、父・俊丸(としまる)さんの3人を亡くした。小学校の運動会の季節が...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

放射線 放射性物質 Q&A 宇宙線による被ばく線量は

 東京電力福島第一原発事故以降、放射線への関心が高まっていますが、自然界にも放射線が存在しているそうです。このうち、宇宙から注がれる宇宙線被ばくや影響について教えてください。 【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー長崎大教授 高村昇さん ■地球...[記事全文

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

経済的困窮世帯6割以上 東京・埼玉の本県避難者アンケート速報値

■PTSD可能性 住民の半数超  東日本大震災や東京電力福島第一原発事故で本県から東京都や埼玉県に避難している世帯のうち、6割以上の世帯で経済的に困っていることが、支援団体などのアンケートの速報値で分かった。アンケートを分析した早稲田大人間科学学術院...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

「常磐物」復活を歓迎 試験操業魚介類 築地で初の取引

試験操業で水揚げされたカレイを手にする市場関係者=9日未明、東京・築地市場
 いわき市漁協と小名浜機船底曳網漁協の試験操業で水揚げされたヤナギムシガレイなどの魚介類が東京・築地市場に運び込まれ9日未明、東京電力福島第一原発事故発生後初めての取引が行われた。  出荷されたのは、ヤナギムシガレイ90キロ、ミギガレイ(ニクモチ)1...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

富岡、コメ出荷再開に光 震災後初めて 15日田植え

震災後初のコメ出荷へ向けて行われている代かき作業
■ふるさと生産組合  東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後、初めてのコメの出荷に向けた実証栽培が富岡町で始まった。地元の農家でつくる「ふるさと生産組合」は9日、代かき作業を行った。15日に田植えをする。昨年の試験栽培では、収穫したコメは全て廃棄処...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

復興への闘い 震災3年の現実(18)第2部 市町村の模索 手探りの医師確保

総合磐城共立病院救命救急センターの4月の勤務表。当直を示す「○」が並ぶ
 医師不足は続いている。いわき市立総合磐城共立病院救命救急センターの4月の勤務表に、夜通し働く当直を示す「○」が並ぶ。48時間以上、勤める医師もいる。「当直の出番を組むのが難しい」。センター長の小山敦(48)は表を見るたびに、ため息をつく。  センタ...[記事全文

カテゴリー:復興への闘い

復興への闘い 震災3年の現実(17)第2部 市町村の模索 人手求め農家雇用

除染作業員が寝泊まりする宿舎。作業員が増えれば新たな建設用地確保などが必要となる=原町区
 除染作業員の特殊勤務手当を減額する―。4月半ばに国が示した避難区域など除染特別地域での措置は、南相馬市にとって「寝耳に水」だった。市が除染業務を発注している汚染状況重点調査地域には、特定避難勧奨地点など空間放射線量の比較的高い場所があった。重点調査...[記事全文

カテゴリー:復興への闘い

【富岡の行政区】活動費確保に苦心 避難、区費徴収できず

行政区住民への連絡文書郵送の準備をする渡辺さん。行政区の財政難に頭を痛めている
 東京電力福島第一原発事故により避難区域となった富岡町の行政区運営が苦境に立っている。避難住民から区費を徴収できず、住民の絆を保つ活動などの財源確保に苦心する。行政区は帰還を見据えた要望の集約や自宅周辺の情報収集などに重要な役割を果たす。行政区の中に...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

美味しんぼ問題 小学館に抗議文 双葉町

 小学館の漫画誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」に掲載された人気漫画「美味(おい)しんぼ」に、東京電力福島第一原発を訪れた主人公らが原因不明の鼻血を出す場面があった問題で、双葉町は7日、小学館に抗議文を発送した。  抗議文では「原因不明の鼻血などの症...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

復興への闘い 震災3年の現実(16)第2部 市町村の模索 除染阻む2つの壁

道路脇の除染をする作業員。働き手が足りず、計画通り作業が進まない要因になっている=原町区
 南相馬市原町区は多くが東京電力福島第一原発事故直後、一時、緊急時避難準備区域に設定された。福島第一原発から30キロ圏内に入る。市街地は今、会社員が仕事で車を走らせ、主婦が買い物に出掛ける。日常の生活を取り戻したかのように見える。  東日本大震災前、...[記事全文

カテゴリー:復興への闘い

一丸で福島応援 埼玉県がキャンペーン 旅行推進、産品販売、メニュー提供など

福島応援キャンペーンの概要を発表する上田知事
 東京電力福島第一原発事故による避難者受け入れなどで本県を支援してきた埼玉県は、早期復興と風評払拭(ふっしょく)のため新たに「福島応援キャンペーン」を展開する。上田清司知事が埼玉県民に本県への旅行を呼び掛けるほか、埼玉県庁の職員食堂での本県産品メニュ...[記事全文

外部被ばく 前回比最大33%減 伊達市が測定結果を公表

 伊達市は7日、昨年7月から12月まで、市民を対象に実施した外部被ばく線量測定の調査結果を公表した。調査に基づく年間推計被ばく線量は、比較的放射線量の高い地域(Aエリア)で前回(平成24年7月から1年間)と比べ最大で33・1%減少した。  調査は、A...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

健康管理で協定締結 浪江町と「JCHO」 町民の甲状腺検査全国で

調印した尾身理事長と馬場町長(右)
 浪江町は全国の社会保険病院などを運営する独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO=ジェイコー、本部・東京)と医療・健康管理業務で協定を結んだ。県内市町村と同機構の協定は初めてで、東京電力福島第一原発事故で県内外に避難している町民が、甲状腺検査をよ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

商品宅配で帰還を後押し 広野町商工会がきょうから 衣料、精肉など13店参加

配達用の車両と、担当する飯島さん
 広野町商工会は8日、町内の小売店と連携した商品の宅配サービスを始める。避難先から古里に戻る町民の生活を後押しする。13店舗が参加し、電話で注文を受けた日のうちに、品物を届ける。宅配料は無料で、商工会と店側が負担する。商工会関係者は「サービス開始が住...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

県教委が独自の指導教材第2弾 震災、原発事故受けた家族愛や友情などテーマ

県教委が作成した指導教材の表紙
 福島県教委は7日までに、本県独自の指導教材の第2集「ふくしま道徳教育資料集 敬愛・つながる思い」を作成した。東日本大震災や東京電力福島第一原発事故を受けた児童・生徒らの家族愛や友情などをテーマに、まとめた。  前作に続き、作成委員を務めた教職員が児...[記事全文

震災から3年間の活動を報告書に ボーイスカウト福島連盟

報告書の完成を報告する安斎副理事長
 ボーイスカウト福島連盟は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故発生後の3年間の活動を記録した報告書「3・11東日本大震災からの活動報告」を作成した。  平成25年度末で、連盟は県内31団で構成し、841人が所属している。報告書では原発事故発生後に一...[記事全文

きょうにも築地初出荷 いわき沖試験操業の漁獲物

 いわき市漁協による試験操業で水揚げされた漁獲物が8日にも東京・築地市場に初出荷される。  いわき仲買組合が8日に行われる試験操業の漁獲状況を見て、出荷する魚種や数量などを決める。  出荷先はこれまで県内市場が中心で、県外は宮城、茨城両県内などにとど...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

いわきの魅力を全国へ発信 出身者ら「応援大使」に 19日に東京で委嘱状交付

 いわき市は県内外で活躍する市出身者や縁のある人を「いわき応援大使」として委嘱する。女優の秋吉久美子さんやタレントの山崎静代さん(南海キャンディーズ)ら40人とスパリゾートハワイアンズダンシングチームで、19日に都内で委嘱状を交付する。清水敏男市長が...[記事全文

太宰府天満宮の宮司ら 復興支援で来県 福島高に寄贈した梅の木視察

福島高に植えられた梅の木を見学する(右から)西高辻宮司、田代校長ら
 福島市の福島高に梅の若木を贈った太宰府天満宮(福岡県太宰府市)の西高辻信良宮司ら職員約40人が7日、研修のため来県した。同校で生徒らと交流し、校内に植えられた梅の木の生育状況を確認した。  被災地に足を運ぶことで復興を後押ししようと、初めて本県を研...[記事全文

震災犠牲者追悼し「絆」 南相馬で清水寺の森貫主ら揮毫

「絆」と揮毫する森貫主(右)
 京都府の僧侶らによるボランティア団体「東日本大震災復興応援プロジェクト『縁』」の「京都から南相馬市~祈る こころ 生きる力~」は6日、南相馬市原町区の岩屋寺(星見泰寛住職)で開かれた。  福島民報社などの後援で、地域住民ら約150人が参加した。京都...[記事全文

いわきでハマエンドウ咲き始め 復旧進む海辺彩る

久之浜海岸の堤防近くに咲き始めたハマエンドウ
 東日本大震災の津波で被害を受けた、いわき市久之浜町の久之浜海岸でハマエンドウが咲き始めた。  復旧工事が進む堤防沿いや砂浜に、紫色のチョウのような形の花を咲かせ、海岸に彩りを添えている。  久之浜・大久地域づくり協議会が中心となり、平成8年から保護...[記事全文

復興への闘い 震災3年の現実(15)第2部 市町村の模索 公営住宅の未来は

葛尾村の災害公営住宅が建設される三春町の恵下越地区。住宅建設後も共存への模索は続く
 避難者が長期的に暮らす災害公営住宅の建設は、建物周辺の環境整備や避難者と地元住民の共存が課題に挙がる。  国や県による災害公営住宅の建設は、あくまでも被災者の住宅確保が目的だ。受け入れ自治体が周辺整備を望んでも、予算化はされない。  三春町恵下越(...[記事全文

カテゴリー:復興への闘い

ADRの和解案浪江町民に説明 町と町支援弁護団

 東京電力福島第一原発事故を受け、浪江町民約1万5500人が精神的慰謝料の増額などを求め、原子力損害賠償紛争解決センターに申し立てた裁判外紛争解決手続き(ADR)で、町と町支援弁護団は5日、福島市の県文化センターで町民説明会を開いた。慰謝料を一律で月...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

復興への闘い 震災3年の現実(14)第2部 市町村の模索 地権者に説明重ね

「頼まれた地元として何とか対応したい」との思いで災害公営住宅の計画図を確認する橋本(右)と伊藤
 東日本大震災や東京電力福島第一原発事故に伴う災害公営住宅の建設を受け入れた市町村は、避難者の長期的な住まいの確保に向けて模索する。  「三春で暮らしたいと願う人々を、地元が支えないわけにはいかない」。原発事故に伴い、葛尾村と富岡町の住民が避難してい...[記事全文

カテゴリー:復興への闘い

放射線 放射性物質 Q&A 放射線被ばくで鼻血は出るのか

 最近、漫画誌に掲載された漫画の中で、東京電力福島第一原発を訪れた主人公らが原因不明の鼻血を出す場面がありました。福島で放射線被ばくにより、鼻血が出ることはあるのでしょうか。 【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー長崎大教授 高村昇さん ■一定...[記事全文

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

今を生きる リンドウ栽培に挑む 花と笑顔咲く古里に 農地守り村再生

山々に囲まれた川内村でリンドウの試験栽培をする農地を見詰める河原さん
■川内の河原修一さん 53  川内村の会社社長河原修一さん(53)は代々受け継がれてきた農地を守るため、今月末にもリンドウの試験栽培を始める。東京電力福島第一原発事故に伴う風評で食用作物の生産をためらう農家もいる中、消費者の不安が少ないとみられる花の...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

復興への闘い 震災3年の現実(13)第2部 市町村の模索 絞り出した開発案

いわき市中央台の仮設住宅(右)。左は震災後、急速に新築された住宅。市街地に近い住宅地は空きがなくなっている
 いわき市都市計画課長の西原衡作(こうさく)=(59)=は年明け早々の1月半ば、市内の不動産業者を市役所に呼んだ。宅地不足の現状を把握するためだ。「物件の手持ちがない」。出席者の回答は同じだった。宅地がどのぐらい足りないのか見通せなかった。  並行し...[記事全文

カテゴリー:復興への闘い

認可結論再び持ち越し 第一原発凍土遮水壁 規制委が安全性の説明不足指摘

 東京電力福島第一原発に建設予定の凍土遮水壁の本格施工が遅れる可能性のある問題で、原子力規制委員会は2日、特定原子力施設監視・評価検討会を開き、安全性に関する説明が不足しているとして認可の結論を持ち越した。凍土壁設置に伴う地盤沈下の影響などが明らかに...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

「東電の論理破綻」 凍土遮水壁設置問題

凍土壁の安全性について十分な説明をするよう求める更田委員(左)
 東京電力福島第一原発の汚染水問題の抜本的対策とされる凍土遮水壁の設置をめぐり、原子力規制委員会と東電の議論は混迷したままだ。凍土壁設置に伴う地盤沈下の影響以外の課題でも両者の認識には溝がある。  2日に開かれた規制委の特定原子力施設監視・評価検討...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

灘高で本県の実情伝える 神戸での報道写真展示

灘高文化祭で「福島の記録」を紹介する加藤君(右)
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故発生後の本県の歩みを伝える福島民報社の報道写真パネル「福島の記録」は2、3の両日、神戸市の灘高で開催中の文化祭で展示されている。  阪神大震災の際に受けた支援へのお礼として、東北の被災地を応援しようと企画。本...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

再生可能エネテーマに講演 日大工学部

再生可能エネルギーなどをテーマにした講演を聴く参加者
 シンポジムは日大工学部工学研究所の主催で、同大工学部機械工学科の柿崎隆夫教授が「ふくしまでの再生可能エネルギー活用技術の普及を目指して」と題して講演した。同大工学部の教授と准教授らが「地中熱利用技術の事業化に向けた研究開発」「福島県の復興に向けたロ...[記事全文

「会津場所」来夏目指す

「会津場所」開催へ協力を誓う大原社長(右から3人目)、室井市長(同2人目)ら
 大相撲の巡業手配などに関わるニューワールドオーダー(本社・群馬県藤岡市)の大原雅宏社長は2日、会津若松市役所を訪れ、室井照平市長に来夏の夏巡業に合わせ市内で「会津場所」を開催したいとの意向を伝えた。  大原社長は、東日本大震災と東京電力福島第一原...[記事全文

災害公営住宅に憩いの場 南相馬で大町地域交流センター開所

開所を祝ってテープカットする(左から)村上、大河内、平田、桜井、佐々木、飯沼の各氏
 災害公営住宅入居者の交流拠点となる南相馬市大町地域交流センターが完成し、2日に同市原町区大町の現地で開所式が行われた。  地域住民ら約50人が出席した。桜井勝延市長が「災害公営住宅の整備で人口が増える大町地区の住民の交流の場となることを願う」とあ...[記事全文

世界大会で熱いダンスを スパリゾート所属のLAGI中谷さん

世界選手権大会に出場する中谷さん
 いわき市のスパリゾートハワイアンズに所属するダンサー・LAGI中谷さん(23)=本名・中谷卓、いわき市出身=は7日から10日まで、米国ハワイ州オワフ島で開かれる「ファイヤーナイフダンス世界選手権大会」に日本人でただ1人、出場する。施設がダンサーを派...[記事全文

母への「感謝」花に 相馬農高 6日カーネーション販売会

6日の販売会に向けてカーネーションの手入れをする生徒
 11日の「母の日」を前に、南相馬市の相馬農高は6日、生徒が栽培したカーネーションなどの販売会を、原町区本陣前の同校ひばりが原農場で開く。  東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の発生後、販売会は中断していた。生徒の元気な姿を発信しようと、昨年に...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

大熊町に軽ワゴン車寄贈 若松西と鹿児島中央、鶴岡西RC

寄贈した軽ワゴン車を前に、渡辺町長に鍵を贈る(左から)松森鶴岡西RC会長、
 会津若松西などロータリー・クラブ(RC)3団体は、震災復興支援のため、会津若松市に役場機能を移転している大熊町に軽ワゴン車1台(120万円相当)を贈った。  贈ったのは、交流を続ける会津若松西、鹿児島中央、鶴岡西のRC3団体で組織する震災復興支援...[記事全文

コウナゴ漁試験操業終了 相馬双葉漁協 今季水揚げ165トン

今シーズン最後の試験操業で取れたコウナゴを水揚げする漁業関係者=相馬市・松川浦漁港
 相馬双葉漁協で今シーズン最後となるコウナゴ漁の試験操業が2日、相馬沖で行われた。  最終日は約80隻が出港し、相馬市の松川浦漁港などに約6トンを水揚げした。コウナゴ漁の試験操業は2年目で、今年は3月から12回操業し計約165トンを漁獲した。前年よ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

復興への闘い 震災3年の現実(12)第2部 市町村の模索 宅地確保「急げ」 高まる要望に苦心

いわき市内の不動産業者。震災前は壁一面にあった物件案内が、今はまばらだ
 「宅地がない。何とかしてくれ」。いわき市都市計画課に市民から悲痛な声が寄せられた。市役所6階にある課の職員は17人だけだ。東日本大震災の発生前と同じ人数で、地震や津波による被災者の再建に必要な土地確保などで格段に増えた業務をこなす。残業は「日常」と...[記事全文

カテゴリー:復興への闘い

(3)都路・避難指示解除1カ月 かつての絆 少しずつ

集会所での花見を企画し、桜を見詰める根内さん
 東京電力福島第一原発事故に伴う避難指示が解除された田村市都路町東部は山あいに位置する。住民登録者(3月末現在)は117世帯、355人。地見城(じけんじょう)、合子、場々、荻田の4つの集落からなり、行政区だと都路町8区と同9区に分かれる。市は帰還した...[記事全文

カテゴリー:連載・帰還

今月中、大熊、双葉町民向け住民説明会 中間貯蔵施設建設で

 東京電力福島第一原発事故により発生した除染廃棄物を搬入する中間貯蔵施設の建設をめぐり、候補地のある大熊、双葉両町向けの住民説明会が今月中に始まる見通しとなった。両町議会は一日、それぞれ全員協議会を開き、説明会開催を了承した。これを受け、環境省は1カ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

只見線利用増で新企画 不通区間のバスにガイド配置

只見町の六十里越区間を通るJR只見線。田子倉湖と新緑と残雪を同時に楽しめる=1日
 平成23年7月の新潟・福島豪雨の被害で一部運休が続くJR只見線の利用者を増やすため、只見、金山両町は新たな取り組みを始める。不通区間の代行バスにガイドを乗車させるほか、鉄道を利用した「婚活イベント」などを企画する。学校行事や役場職員の出張などで只見...[記事全文

(2)都路・避難指示解除1カ月 忙しさいつまで続く

依頼先の民家に畳を入れる根内さん
 「地見城(じけんじょう)の住民は今後1年以内にかなりの人が戻ると思う。帰還の歩みに影響しないように作業を進めたい」  避難指示が解除された田村市都路町の地見城集落で畳店を営む根内京二さん(55)は29日、表替えを頼まれていた畳を都路町内の知人宅に納...[記事全文

カテゴリー:連載・帰還

県内と茨城で受け入れ 原子力災害時の避難 県が初の広域計画

 県は30日、原子力災害に備えた初の広域避難計画を公表した。東京電力福島第一、第二原発から半径30キロ圏などの13市町村の住民を、県内の46市町村と茨城県が受け入れる内容で、主な避難ルートも示した。30キロ圏内の住民の90%が圏外に出るまでに最短で3...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

核燃料の半数が移送完了 第一原発4号機使用済みプール

 東京電力は30日、福島第一原発4号機の使用済み核燃料プールからの燃料移送で、予定している1533体のうち約半数の770体の移送を29日に完了したと発表した。  燃料取り出しは昨年11月18日に始まった。東電は今年末までの取り出し完了を目指しており、...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

森林線量、3年で半減 25年度の県内

 県は30日、東京電力福島第一原発事故後から継続調査している県内の森林の空間放射線量を公表した。平成23年度の県内362地点の平均値は毎時0.91マイクロシーベルトだったが、24年度は0.62マイクロシーベルト、25年度は0.44マイクロシーベルトと...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故