東日本大震災

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美術の力で産業後押し 東京造形大の院生が若松訪問

アルテマイスターの工場を訪れ、デザインのイメージを膨らませる東京造形大の大学院生ら

 東京造形大(東京都八王子市)の大学院生らがデザインや美術の力で会津地域の地場産業振興を後押しする「会津プロジェクト」の新たな取り組みが始まった。18、19の両日、院生らが会津若松市などを訪れ、産業の現場に理解を深めた。今秋、同市で開催予定の芸術祭「あいづまちなかアートプロジェクト」で木工作品などの発表を目指す。
 プロジェクトは同市出身の沢良子教授の下、地域の「ものづくり」にデザイン面からの新しい視点を加え、活性化を応援しようと24年度にスタートした。
 東京電力福島第一原発事故による風評の払拭(ふっしょく)と復興支援の一環としても展開している。これまでに会津木綿のしま柄を生かして同市の割烹(かっぽう)「田季野」の従業員が着る作務衣(さむえ)をデザインし、昨年度のグッド・デザイン賞を受けた。
 今回は院生と沢教授、作品づくりを指導する森田敏昭教授ら約30人が参加。19日は会津若松市門田町にあるアルテマイスターの仏壇・仏具工場を見学した。製造過程を学びながら、工場で出る不用材をどんなデザインの作品に活用できるか、イメージを膨らませた。
 同市飯盛山のさざえ堂、会津美里町の会津本郷焼の窯元なども訪れた。沢教授は「今年度はまちのイベントとコラボレーションしてデザインを提案していく」と話している。

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