東日本大震災

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ふくしま歴史資料保存ネット受賞 文化財保護貢献の「和島誠一賞」

 歴史資料の保全活動をしてきた「ふくしま歴史資料保存ネットワーク」は、文化遺産の保護に貢献した個人団体に贈られる和島誠一賞(文化財保存全国協議会主催)を受ける。東日本大震災・東京電力福島第一原発事故後、県内の歴史資料の"救出"に当たったことなどが高く評価された。表彰式は22日、奈良県で行われる。
 ネットワークは、平成22年11月、福島大、県文化振興事業団(現・県文化振興財団)、県立博物館、県史学会が発起団体となり結成された。震災と原発事故当初から文化財・歴史資料などの被災状況を調べ、倒壊した家や蔵、土石流で被災した倉庫などから歴史資料を救出した。メールマガジンを発行するなど、全国に文化財の被災状況を随時発信している。
 ネットワーク代表の阿部浩一福島大行政政策学類教授(日本中世史)は「福島の仲間と取り組んできたことが高く評価されて光栄。被災県の中でも福島の抱える問題は深刻で課題は山積しているが、受賞を励みに福島の歴史・文化の保全と継承に引き続き取り組む」としている。
 和島誠一賞は埋蔵文化財保護運動に尽力した考古学者の故和島誠一氏を記念し制定された。今回で15回目。

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