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富岡の文化財保存 町がプロジェクトチーム 民間所有の資料救出へ

宮本町長からプロジェクトチームの辞令を受ける斉藤副町長(右)

 東京電力福島第一原発事故に伴い全町避難が続く富岡町は19日、町内の民間所有の歴史・文化に関する資料を保存するため、庁内にプロジェクトチームを発足させた。これまで手付かずだった民間所有の資料救出に乗り出し、県内外に長期避難する町民の絆維持につなげる考えだ。
 東日本大震災発生以降、町は町所有の歴史・文化資料を町内から運び出し、県文化財センター白河館で保管してきた。しかし、民間所有の資料は避難区域の各自宅に保管されたままで、今後進む住宅の解体や除染の際に廃棄されてしまう恐れがあるという。
 具体的には、町史を編さんした際に使った資料の持ち主に連絡を取り、町への寄託や寄贈を働き掛ける。その他の一般町民にも古文書、民俗資料、古美術品、町の歴史を示す写真・文書などを持っていないか、情報提供を呼び掛け、収集を進める。収集活動を通して町民に町への帰属意識や地域への愛着などを再確認してもらう狙いもある。
 19日は郡山市の町役場郡山事務所でプロジェクトチームを構成する職員15人への辞令交付式が行われた。宮本皓一町長が代表の斉藤紀明副町長に辞令を手渡し、「町民の絆を保ち、強めていく意味で町の歴史・文化の資料保存は大きな役割を持つことを認識し、力を尽くしてほしい」と激励した。

カテゴリー:福島第一原発事故

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