東日本大震災

「放射線・放射性物質Q&A」アーカイブ

  • Check

放射線 放射性物質 Q&A 長崎大の「復興子ども教室」とは

 長崎大(長崎市)は、平成24年1月に「帰村宣言」した川内村で、村内の川内小の児童が参加しての「復興子ども教室」という取り組みをしていると聞きました。どのような取り組みなのか具体的に教えてください。

【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー長崎大教授 高村昇さん

■川内で児童に「放射線」授業長崎の復興の歴史など説明

 長崎大は昨年4月、川内村に「長崎大・川内村復興推進拠点」を設置しました。土壌や食品、水などの放射性物質測定、それらの測定結果に基づいた放射線被ばくと健康に関する健康相談、住民の健康増進を目的とした地域リハビリテーション活動などを実施しています。
 さらに、川内村と長崎大は川内村の子どもたちが、放射線などに関する学習・体験を通じ、自ら考え、判断し、行動する力を育むとともに被災体験を乗り越え、地域の復興、社会に貢献できる「強さ」と「いのち」を大事にする力を育成することを目的に、昨年度から「復興子ども教室」を行っています。
 具体的には、長崎大の教育学部や保健学科といった将来、教員や看護師、保健師を目指す学生が川内村の小学校を訪問し、事前学習として児童たちに「放射線と健康影響」についてや「長崎の復興の歴史」などの授業を行います。その後、児童が実際に長崎を訪問し、原爆資料館を訪問したり、長崎大で講義を受講して大学生と交流します。長崎の復興の歴史を学ぶだけでなく、大学生として大学で学ぶことの意味についても考える機会を設けています。
 2回目となる今年度は既に先週、長崎大の学生が川内村で授業を行いました。今年8月には川内村の小学生が長崎を訪問し、長崎大で講義を受けるほか、同月9日に長崎市で行われる原爆死没者追悼祈念式典に参列し、平和の尊さについて学ぶ予定になっています。

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

「放射線・放射性物質Q&A」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧