東日本大震災

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地域挙げ待望の開所式 津波流失の相馬署磯部駐在所

テープカットする橋本巡査部長(右)ら代表

 東日本大震災の津波で流失した相馬署磯部駐在所が相馬市磯部字上ノ台646-1に移設された。開所式は22日、新しい駐在所で行われた。地域の安全を見守る前線での業務再開に住民から期待の声が上がり、署員は地域復興を下支えする誓いを新たにした。
 県警、県、市関係者と住民ら約60人が出席した。震災犠牲者に黙とうをささげた。武藤裕紀署長が「安全に暮らせる地域実現のため、期待と責任を自覚し、署員一丸となり決意を新たにまい進したい」とあいさつした。立谷秀清市長、斎藤勝利県議、佐藤満市議会議長が祝辞を述べた。
 阿部明弘県警本部地域部統括参事官兼地域企画課長、磯部地区の大橋富寛区長会長、日立木地区の門馬常八区長会長ら代表10人がテープカットし、同駐在所の橋本昌裕巡査部長(54)が謝辞を述べた。
 県警によると、県内では浜通りの5駐在所・派出所が津波で被災しており、トップを切って現地で業務を再開した。東北の被災地でも最初だという。
 新しい駐在所は旧駐在所から南側に約600メートル離れた高台に移った。磯部小、磯部中などに近く、地区の中心部を通る県道沿いに建設された。木造平屋約112平方メートル。橋本巡査部長は妻富美子さん(50)と2人暮らしで磯部、日立木両地区を担当する。
 橋本巡査部長は「津波被災から復興を果たす地域のため一生懸命頑張りたい」と誓った。

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