東日本大震災

「福島第一原発事故」アーカイブ

  • Check

「脱原発」など3議案否決 東北電力株主総会 県、19市町村対応分かれる

 東北電力の株主総会は26日、仙台市の電力ビルで開かれ、株主221人が提案した「脱原発会社宣言」を定款に加えることなどを求めた3議案を全て否決した。議決権を持つ県と県内19市町村のうち三春町が3議案に賛成した。浪江町は「脱原発会社宣言」の議案に議決権を行使しなかったが、定款に「将来計画の策定」と「情報公開」を新設する2議案に賛成した。
 会津美里、楢葉の2町は3議案に反対した。県と福島、郡山、いわき、須賀川、喜多方、相馬、田村、南相馬、伊達、桑折、川俣、西会津、泉崎、石川、大熊の15市町村は賛否を示す議決権を行使しなかった。
 株主総会で海輪誠社長は原発停止に伴う火力燃料費の増加や供給力安定確保の観点から「原子力は今後も重要なベース電源だ。さらに高いレベルで安全確保を達成し、地域の理解を得ながら再稼働に向けた取り組みを進めていく」と強調。経営陣が、女川2号機(宮城県)と東通原発1号機(青森県)の再稼働の前提となる審査を、原子力規制委員会に申請したことを報告した上で、東通の敷地内断層について「データで活動性がないと評価している」と説明した。株主からは原発の安全対策などについての質問が多く出た。
 会社提案の高橋宏明会長、海輪誠社長ら取締役16人を選任する議案と、1株当たり5円の期末配当を実施するため、剰余金24億9362万円を処分する2議案は可決した。
 株主総会には株主861人が出席した。開催時間は2時間55分で昨年より約20分間短かった。
 東北電力は26日、株主総会終了後に取締役会を開き、高橋宏明会長、海輪誠社長を再任した。任期は1年。
 役員体制は次の通り。
 ▽取締役会長=高橋宏明▽取締役社長=海輪誠▽取締役副社長=安倍宣昭、矢萩保雄、井上茂、原田宏哉(新)▽常務取締役=佐久間直勝、三浦政彦、向田吉広、渡部孝男、長谷川登、山本俊二、岡信慎一、石森令一(新)笹川稔郎(新)▽取締役=清野智▽常任監査役=鈴木敏仁、加藤公樹▽監査役=藤原作弥、宇野郁夫、我妻広繁

カテゴリー:福島第一原発事故

「福島第一原発事故」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧