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放射線 放射性物質 Q&A 水道水を飲み続けても大丈夫?

 水道水の放射性物質検査で、放射性セシウムが含まれていないとの結果はよく耳にしますが、放射性ストロンチウム・プルトニウムが含まれていないか心配です。水を飲み続けても大丈夫でしょうか。

【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー長崎大教授 高村昇さん

■プルトニウムは検出されず ストロンチウム安全範囲内

 ガンマ線とベータ線を出す放射性セシウムに対して、放射性ストロンチウムやプルトニウムはそれぞれベータ線、アルファ線のみを出すという特徴があるため、放射性セシウムと比較すると簡単には測定できません。
 福島県では昨年、県内の29地域で水道原水20地点、上水2地点、地下水7地点で水を採取し、放射性ストロンチウムとプルトニウムを測定しました。
 その結果、放射性ストロンチウムのうちストロンチウム90は29の調査地点中26地点で検出されましたが、水道原水の最大濃度でも1リットル当たり0・0028ベクレルで、これらは全て平成23年3月の東京電力福島第一原発事故以前の全国データの範囲内でした。また、プルトニウムは全てのサンプルにおいて検出限界値未満でした。
 仮に、最も高い濃度のストロンチウム90を含む水を幼児が毎日1リットル、1年間飲んだとしても、内部被ばく線量は0・075マイクロシーベルトと極めて限られた線量にしかなりません。
 放射性ストロンチウムやプルトニウムは大量に摂取すると内部被ばくの原因となりますが、以上の調査からは食品と同様、水についても放射性セシウム同様、放射性ストロンチウムやプルトニウムについても十分に安全性が担保されており、安心して飲用できます。放射性セシウムに関する対策をきちんとしておけば放射性ストロンチウムやプルトニウムに関する対策も十分に取れると考えられます。

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

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