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要因は出荷制限の食品摂取 高い被ばく者、南相馬の医師が調査

 東京電力福島第一原発事故発生後、住民の内部被ばく検査に取り組んできた坪倉正治氏(32)=南相馬市立総合病院非常勤医師、東京大医科学研究所医師・写真=は、約3万人の分析結果から、高い内部被ばくは未検査のキノコ類や山菜など一部の食品の摂取者に限られるとする論文をまとめた。このほどインターネット上の学術誌「PLOS ONE」に発表した。
 平成24年3月から1年間、同病院と平田村のひらた中央病院で実施した検査結果を分析した。
 受診した3万622人のうち、体重1キロ当たり50ベクレル以上のセシウム137が検出されたのは0・03%に当たる9人。慢性的な内部被ばくは、ほとんどの住民で低く抑えられていた。
 9人は全員60代以上。回答を得られなかった1人を除く8人は、出荷制限が掛かった食品を未検査で食べ続けていた。1キロ当たり1万5000ベクレル以上のセシウム137を含むキノコ類を食べていた人もいた。
 8人に食事指導をして3カ月ごとに継続検査したところ、全員に内部被ばく量の顕著な減少が見られた。3人は検出限界値以下になった。年間の被ばく量は最大でも0・97ミリシーベルトで、国が設けた食品からの被ばく限度1ミリシーベルトを下回った。
 坪倉氏は「高い内部被ばくを示す人には食事指導がされるべき」としながらも「検査結果から見て、食事の楽しみの全てが否定されるものではない」としている。

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