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氷、ドライアイス投入へ 第一原発汚染水対策で東電

 東京電力福島第一原発の汚染水対策としてタービン建屋とトレンチ(電源ケーブルなどが通る地下道)の接続部を凍結し止水する計画が難航している問題で、東電は氷やドライアイスを投入し凍結を促進させる。23日、東京都内で開かれた原子力規制委員会の特定原子力施設監視・評価検討会で示した。24日から2号機タービン建屋とトレンチの接続部に試験投入を開始する。凍結管も増設し、止水を目指す。

■東電24日から試験
 東電は24日から26日までの3日間、氷約2トンとドライアイス約1トンを観測用の穴から試験的に投入する。月末からは投入量を増やし、1日に氷約5~10トン、ドライアイス約1トンを入れ水温低下させることで止水を完了させる。
 接続部には、凍結管を現在の19本から23本に増やし、管の間隔を狭めて隙間なく凍らせるようにする。外側に冷熱が逃げないよう、接続部外側にも4本程度の凍結管を設置して冷却能力を強化する。
 凍結だけで止水できない時のための対策も準備する。接続部の流れを止める袋を設置するほか、グラウト材と呼ばれるセメントを注入し隙間を埋める。東電はこれらの計画の費用について「業者との契約があり、示せない」としている。
 説明を受けた規制委の更田豊志委員は東電の計画を了承し、「氷やドライアイスを投入するという原始的な方法だが、温度を下げる効果は期待できる。とにかく早くやってほしい」と求めた。
 東電は4月末以降、凍結管を設置している接続部で冷却を始めたが、十分に凍らず、規制委から凍結能力の増強を求められていた。

カテゴリー:福島第一原発事故

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