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ならは(常磐道)田村中央(磐越道)スマートIC新設決定 30年度内供用開始目指す

 自動料金収受システム(ETC)の搭載車専用のスマートインターチェンジ(IC)の設置申請を受けていた国土交通省は25日、常磐自動車道に「ならはスマートIC(仮称)」(楢葉町)、磐越自動車道に「田村中央スマートIC(仮称)」(田村市)を新設すると発表した。ともに平成30年度内の供用開始を目指す。東京電力福島第一原発事故に伴う避難者の帰還支援など復興加速に重要な役割を担う。
 ならはスマートICは、常磐富岡ICから南に11.1キロ、広野ICから北に5.3キロのならはパーキングエリアに連結し、30年内の供用開始を目指す。総工費は28億円で、楢葉町が県道いわき浪江線からの接続道などを整備する。町内には福島第一原発の廃炉作業の実証実験を行う研究開発拠点が整備され、救急救命活動の向上や大規模災害時の避難経路として、1日約430台の利用を想定している。
 田村中央スマートICは浜通りと中通りを結ぶ磐越道の中間に位置する。船引三春ICから南に約11キロ、小野ICから北に約9.5キロで、阿武隈高原サービスエリアの南約2キロのいわき市寄りに設ける。総工費は27億円。田村市は349号国道からの接続道を建設し、31年3月の供用開始を予定している。新設するスマートIC周辺には大越牧野工業団地を中心に事業所や工場が多く、企業誘致が進むと期待される。浜通りでの除染作業の拠点としても利用が見込まれる。1日当たりの想定利用台数は約600台。
 楢葉町、田村市は新設決定を受け今後、それぞれ国に連結許可を申請する。国交省の許可後に高速道路への接続道の調査、設計に着手する。
 国交省は25日、県内の2カ所をはじめ、全国18カ所でスマートICの新設を認めた。
 県によると、県内では今回新設される2カ所のスマートIC以外に、南相馬と大熊、双葉、富岡の4市町が追加ICの設置を国に要望している。いずれも市内や町内に原発事故に伴う避難区域があり、各市町は新設に向けて要望を続ける方針。

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