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放射線 放射性物質 Q&A MRI検査を受けたいが、どうすればよいか

 磁気共鳴画像装置(MRI)検査はコンピューター断層撮影(CT)検査と違って放射線を被ばくしないと聞きました。できればMRI検査の方を受けたいと思うのですが、どうすればよいでしょうか。

【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー長崎大教授 高村昇さん

■放射線被ばくを伴わない 長所と短所 主治医と相談を

 MRI検査は、強力な磁石でできた筒の中に入り、磁気の力を利用して体の臓器や血管を撮影する検査です。MRI検査ではさまざまな病巣を発見することができます。特に脳や、脊椎、四肢、子宮、卵巣、前立腺などの骨盤腔に生じた病変に関して優れた描出能が知られています。また、いろいろな病気の早期発見、診断にMRI検査は有効とされ、現在も研究が進んでいます。
 MRI検査は磁気を利用して行う検査なので単純エックス線検査やCT検査と異なり、放射線被ばくをすることはありません。そのため、繰り返す検査や子ども・妊婦の検査に適しています。また、横断(おうだん)像だけでなく、冠状断(かんじょうだん)像や縦断(じゅうだん)像など、どんな断面像でも得ることができるのも利点です。
 一方、MRI検査を受検できる施設はCT検査を行える施設に比べるとまだまだ限られているのが現状です。また、CT検査などに比べてMRI検査は検査時間が20~40分と比較的長い時間がかかります。その間、工事現場のようなさまざまな機械音がしますので、閉所恐怖症の方には不向きです。
 CT検査とMRI検査にはそれぞれ長所と短所があり、患者の疾患や状態に合わせ、治療のための必要十分な情報が得られるよう検査を行っています。がんの患者の場合には局所だけでなく、転移の有無を調べるため、両方の検査を受けなくてはならないことがしばしばありますので、それぞれの検査について主治医によく相談されることをお勧めします。

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

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